「源氏物語絵巻 第四十二帖 匂宮」

genji42-s

“Genji Monogatari Emaki no.42 Nionomiya”
光源氏が亡くなった後、源氏のゆかりの薫と匂宮の二人が世間の注目を集めていました。
薫は生まれながらに身体に芳香を持ち、仏身を思わせるような雰囲気があります。
匂宮は薫に対抗するように薫物に熱心でした。
(H.20cm)

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「源氏物語絵巻 第四十二帖 匂宮」」への4件のフィードバック

  1. hirono

    きれいなお人形ですね。
    金色が高貴なイメージを良く表していますね。
    表情も繊細です。
    赤い下地に金が良く映えていますね。

  2. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    紅梅を手に持たせ、薫の持っている香りを羨ましく思う匂宮の気持ちを表わしてみました。
    晴れやかなことが苦手な薫に対し、匂宮は華やかさを好むようです。
    第42帖では匂宮は15~21歳までが描かれています。
    優美で若々しく明るさを感じる色合いを選びました。

  3. mojizurisou

    ご無沙汰しました。コメントを頂いておりますのに
    お返事が遅くなりました。ネット展に さわやかな青いあじさいを拝見して あちらにコメントをしたかったのですが このところ何も絵をUPしていなかったので 書きづらくて・・・。
    この人形 とても姿が優しくていいですね。人形といえば 紫の装束で笛を吹いていた 柏木を思い出します。あれも いまだに脳裏に残っています。

  4. ymatsu

    mojizurisouさん
    ありがとうございます。
    作品を通じて互いに交流できることは私にとても励みになっています。
    ネット展の作品ご覧いただきありがとうございます。
    一ヶ月経つのはあっという間ですね。
    今月は紫陽花の花色から和紙の持ち味を味わっていただく趣向です。
    ネット展の作品を掛け軸に合わせたのが上の作品、「花色紙 紫陽花(紺)」です。
    掛け軸とのコーディネートを考えて紺地に白の扇面を選んだ作品です。
    「匂宮」は表情に悩みました。
    やや俯き加減な表情にして、固定しなくても立っていられるようになっています。
    匂宮は何の憂いもない境遇ですので、穏やかな雰囲気を感じていただけてよかったです。
    人形作品は、人物の背景や心情を伝えることが大切だと思っています。

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