「薄に月」no.2

suuski2.-s

“Hana-Shikishi Japanese pampas grass and moon
no.2”
薄の生い茂る秋の野が月明りで照らし出された情景です。
薄も萩についで、秋の風情を表わす草花として愛でられてきました。
紺/朱の掛け軸と合わせてみました。
(12×13.5cm)

Facebook にシェア

「薄に月」no.2」への8件のフィードバック

  1. vasenoir

    これはすごいですね~。
    ススキの穂・・どうなってるのでしょう??
    葉のランダムな感じ
    月のトリミング等々動きがあって素晴らしいです。。

  2. ymatsu

    vasenoirさん
    ありがとうございます。
    花色紙の中でも和紙の力を発揮できるところが気に入っている取り合わせです。
    花穂はそのままの姿をできる限り再現しています。
    穂が繊細な動きを出せるよう、素材の和紙が重要になります。
    穂は1ミリほどの細さでも線の形が崩れず、そのままの形を保ち続けてくれます。
    画像では細部まで見えませんが、細かく切り込みを入れて巻いています。
    月が背景にあることで季節感もより感じられるのではないかと思います。

  3. vasenoir

    うわーー。。やはりそうですか。。。
    すごく細かい作業なのですね。
    充分な見ごたえや引き込まれるような
    感性はそうしたきめ細かさから生まれるのですね。。
    ご説明ありがとうございました!!

  4. 豆奴

    まるで穂の部分だけ本物を付けたようにリアルですね!
    自然な垂れ下がり方もそうですが、感触も似てそうです。
    周りの紺色が闇のように見えるのか、
    月がほんのり光ってるようにも見えて素敵ですね~
    ひと足お先に秋の気配を感じました(*^_^*)♪

  5. ymatsu

    vasenoirさん
    ありがとうございます。
    穂の一つ一つを積み重ねて形をつくるところが、他の植物にない面白みがあります。
    穂はできるだけ長く見せられるよう、今も試行錯誤しています。
    花穂全体で美しい線を描けるようになりたいと思っています。

  6. ymatsu

    豆奴さん
    ありがとうございます。
    薄はお月見には欠かせないものですね。
    お部屋で薄を背景に月を愛でるという趣向の作品です。
    穂が風を受けてなびく風情を感じるように、一つ一つの穂には方向性を持たせています。
    紺の背景で月の白さを引き出してみました。

  7. hirono

    繊細で本当に美しいです。
    見た瞬間に引き込まれるようですね。
    配色もすごく素敵ですね。

  8. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    花色紙の作品は同じテーマで何度も繰り返し制作してきましたが、和紙と向き合うほど
    新たな課題や発見があり奥深さを感じています。
    群青の夜空と白く冴えた月明りに照らされた薄が華やいで見えるよう、朱と紺の掛け軸
    を合わせてみました。

コメントは停止中です。