「源氏物語絵巻 第四十九帖 宿木」

genji49-s

“Genji Monogatari Emaki no.49 Yadorigi”
大君を追慕し続ける薫に、中の君は姉に似た異母妹がいることを打ち明けます。
宇治の邸を大君ゆかりの寺に改築しようと宇治を訪れた薫は、偶然異母妹の浮舟を垣間見ます。
薫は浮舟が大君そのままではないかと思われました。

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「源氏物語絵巻 第四十九帖 宿木」」への4件のフィードバック

  1. vasenoir

    後ろ姿がなんとも
    ドラマチックですね!!
    髪もとても自然にそして上品に見えます
    着物の色や柄といい
    細やかなテクニックとセンス
    素敵です!!

  2. ymatsu

    vasenoirさん
    ありがとうございます。
    物語最後のヒロイン浮舟が、流れの中に突然
    現われる場面を選びました。
    宇治十帖を描くのは難しいですので、ドラマ
    チックに感じていただけうれしいです。
    装束は物語の記述を参考にしながら、浮舟で
    もあり大君でもあるような雰囲気を出せるよ
    うに考慮して制作しました。
    髪は研究の成果があったようでよかったです。

  3. hirono

    すごいですね。
    和紙でできているとは思えない作品です。
    色が美しい。
    ホントに後姿がとても効果的ですね。
    物語が浮かんできます。

  4. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうござます。
    そういっていただけてうれしいです。
    時間を掛けた甲斐がありました。
    浮舟・大君と薫の関わりや展開を暗示させる
    ように後ろ姿にしました。
    浮舟の登場する場面から、蘇芳色の細長という
    装束を一番上に重ねた姿をイメージしました。
    紫式部は色についてもよく書いており、物語
    から学ぶところも多くあります。

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