「駿河町越後屋」展示のお知らせ

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「駿河町越後屋」”Suruga-chou Echigoya ”
建物: 高さ.35cm/幅.60cm/奥行.35cm
(人形制作:岩井昌子作 建物・小道具:松山祐子作)

日本橋三越本店 本館3階 ライトウェル 入場無料
三井記念美術館開館10周年記念 
越後屋の原点は、「店前現銀無掛値(たなさきげんきんかけねなし)」
『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』
2015年11月18日(水)~11月30日(月) 午前10:00 ~ 午後7:30
(※ライトウェルは、中央ホールの天女像を囲む吹き抜けに面したところです)

11月18日(水)より11月30日(月)まで日本橋三越本店本館3階、ライトウェルにて三井記念美術館開館10周年記念として、『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』と題した中で展示いただいております、奥村政信・画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に立体化した作品です。
建物、小道具もすべて和紙、紙で作ったものです。人形制作を担当されたのは、和紙人形作家(駒子の紙人形)の岩井昌子さんです。原画の色遣い、雰囲気を和紙によって立体的に表現したものです。梁には店の繁栄を象徴するツバメの巣もみられます。
今回、作品の元になりました「駿河町越後屋呉服店大浮絵」が制作された江戸享保年間(1716年~1736年)頃の店頭風景を作品の原画の拡大パネル、バーチャル映像での再現と合わせてご覧いただけます。

江戸、延宝元年(1673年)に呉服商「越後屋」が開店した当時、大店(おおだな)での商いは見本を持って得意先を回り注文を取る「見世物商い」、または品物を得意先に持ち込む「屋敷売り」によるもので裕福な商家や大名、武士など客層が限られ、支払いは盆と暮れの年2回の掛け売りでした。
三井高利の「店前現銀掛け値なし(たなさきげんきんかけねなし)」では、店舗での現金取引によって資金の回転を早めることで掛け値なしの正札販売を行なうことができ、客層を広げることに繋がりました。
奥村政信・画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」からは、活気ある店の賑わいと会話が聞こえてくるような臨場感が伝わってきます。

また、『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』では、三井家より寄贈された三井御用方御印御雛形(おんしるしみひながた)着物図柄集(三越伊勢丹蔵)より小袖(着物)の図柄の雛形が展示されております。その他、越後屋、駿河町を題材にした浮世絵写真パネルの展示もございます。
ぜひ、この機会にご高覧いただけましたら幸いです。