江戸末期に描かれた「神田明神祭礼絵巻」(住吉内記広定画)や錦絵などを元に制作した山車の一番、日本橋大伝馬町の諌鼓鶏(かんこどり)です。
人形制作をされましたのは、和紙人形作家 岩井昌子氏によるものです。
山車や小道具、山車を曳く牛など丸みや曲線のある造形を和紙の特質や色合いを生かして表しました。
諌鼓 山車の最上部にある鶏が止まっている太鼓を諌鼓(かんこ)といいます。世の中が平安であれば治世を諫めるため鳴らされる諌鼓が鳴ることなく、鶏も安らかに止まっていられるという中国の伝説に由来し、天下泰平を表しています。
江戸時代に一番山車をつとめた 諌鼓山車は、平成2年(1990年)に復活しました。神田祭の神幸祭の巡行では、江戸の祭礼行列が繰り広げられます。
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