
春の野に咲くレンゲとタンポポを雛の節句に寄せ、素朴な草雛に見立てた一作。和紙の柔らかな質感と柔らかな色合いより、素朴な野の花の風情を表し、扇子にあしらいました。
”Spring flowers”
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春の野に咲くレンゲとタンポポを雛の節句に寄せ、素朴な草雛に見立てた一作。和紙の柔らかな質感と柔らかな色合いより、素朴な野の花の風情を表し、扇子にあしらいました。
”Spring flowers”

「植物」-草木のある風景-
2026 年3月10日(火)~3月15日(日)
12:00~19:00 (最終日は17:00にて終了)
gallery DAZZLE( 東京 南青山 )https://gallery-dazzle.com/
植物展に参加致します。日本の四季を彩る草花をテーマとした立体・平面による作品を展開してまいります。

一日講座「笹百合」
2026 年 5月30日(土) / 6月 6日(土)
各日 10:00~12:00
小津和紙 ( 東京日本橋 https://www.ozuwashi.net/ )
夏の野に咲く可憐なササユリ。薄紅色の微かな花色と花の名が表すとおり、すっきりとした笹状の葉は、楚々として山野に咲く姿の優美さを想わせます。涼やかな日本固有のササユリの清楚な佇まいを和紙の柔らかな色合いとしなやかさで表します。作品は、和紙を手折った扇子にあしらい、そのまま飾っていただける形式に一回で仕上げます。
講座のお申し込み・お問い合わせ・変更は、小津和紙文化教室(一日講座のページhttps://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

常盤(ときは)なる 松のみどりも 春来れば 今ひとしほの 色まさりけり(古今和歌集:源宗于)
Tokiha naru matsu no midori mo haru kureba ima hitosihono iro masari keri (kokin Wakashū : Minamoto no muneyuki)
常緑の松の緑も春が来て、さらに緑が色濃く鮮やかに見えると詠まれた一首。
一首の詞書には、「寛平御時后(きさい)の宮の歌合によめる」とあるとおり、三十六歌仙の一人、源宗于( みなもと の むねゆき )は、紀貫之と親交のあった古今時代の歌人です。
宗于(むねゆき)の「松の翠」を詠んだ一首は、『古今和歌集』春歌上で「若草」・「若菜」・「春霞」を歌題とした一群に続き、排列されています。冬の間も緑を保ち、春到来を待っていた松。一首は、春到来の悦びを ” ひとしお ” という詞に込めています。 布に色を染める際、染料の汁に浸す回数を数える一回を” ひとしお ” と数えたことに由来する語源のとおり、布など汁に浸して色を染め上げたように松葉が一際、色鮮やかに輝きが増してみえます。
春ならではの生命の息吹を瑞々しく、格調高く詠まれた一首を書で表しました。

桃紅色の花びらに筋状の花脈が浮かび、白覆輪が縁取る参平椿。筋状の花脈に特徴がある椿を和紙のしなやかさを生かして表し、竹の一輪挿しにあしらいました。
Camellia Japonica “Sanpei”

寒中、硬質な枝に透明感のある鮮やかな黄色い花を咲かせるロウバイ。ふっくらとした花と蕾を和紙のしなやかな風合いと色合いによって表し、和紙を手折った花包みにあしらいました。
“Winter sweet”

濃紅地に白斑が入った八重咲きの岩根絞(いわねしぼり)椿。
岩に根付き優美な花を末永く咲かせ続けて欲しいと託された名のとおり、紅白の対比が艶やかな花は、常緑の葉のなかに浮かび上がります。優美な椿の風情を和紙の取り合わせによって表しました。
Camellia japonica “Iwane Shibori”

菊の花が終わりを迎える頃。紅色の花びらに入る白斑が艶やかな菊冬至(きくとうじ)椿。重厚感ある千重咲きの椿の風情を和紙の取り合わせ方によって表しました。
Camellia Japonica ”kikutouji”