扇面「秋海棠」

syuukaidou-15

うつむき加減に可憐な花を咲かせるシュウカイドウ。
瓔珞草(ようらくそう)という別名からは、繊細な小花が垂れて咲く優美な姿が仏像の装飾品の瓔珞を想わせるところに由来します。日本に伝わったのは、江戸時代のことです。春に咲く海棠の風情に由来して秋の海棠と名づけられているように、夏から秋へと移り変わる季節を彩る花として親しまれてきました。
繊細な小花と表情豊かで光沢感のある葉を和紙の風合いと色合いで表し、扇子にあしらいました。

“Hardy begonia”

にほんブログ村 美術ブログ 工芸へ
にほんブログ村