貝合わせ「空木(うつぎ)」

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初夏、白い小花が集まって枝先につく姿が楚々として可憐なウツギ。
ウツギは「卯の花」と呼ばれ、万葉集の時代より盛んに歌に詠まれ、夏の到来を告げる花として親しまれてきました。
旧暦4月を卯月と呼ぶのは、卯の花が咲く季節に由来し、古の人が「卯の花」に心を寄せてきたことが伝わってきます。
和紙の柔らかな風合いと白色を生かし花の風情を表し、和紙の蛤にあしらいました。

”Deutzia”

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