藪椿

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簡素で端正な藪椿(やぶつばき)。日本原産の藪椿は、本州以南に広く分布し、古代より日本の暮らしに溶け込んできました。花を観賞するばかりでなく、種子や幹は生活用品の素材として利用されてきました。また、厳冬の中でも艶やかな葉に覆われ、樹齢の長いことから聖樹・霊木として尊ばれてきました。藪椿は世界に数千あるといわれる園芸品種の多くの生みの親でもあります。

原生林に凛として咲き、辺りを明るく照らす藪椿を和紙の温かみのある風合いと色合いによって表し、和紙で象った蛤にあしらいました。

”Camellia Japonica ”

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