梅雨時の花たち

梅雨にかかる季節に咲く植物を和紙の花で表したものです。

上から、岩絡(イワガラミ)・小紫陽花(コアジサイ)・糊空木(ノリウツギ)・七段花(シチダンカ)・八重蕺草(ドクダミ)の野趣ある5つの花を選びました。

イワガラミは、岩や樹木にからみつき、高い壁をつくるように広がり、白い花を咲かせます。装飾花を一片しかつけないところに特徴があります。
コアジサイは、ひらひらした装飾花はなく、細かい花が集まった両性花(りょうせいか)のみで構成されています。
ノリウツギは、白い花穂(かすい)が立体感ある円錐状に広がります。
シチダンカは、ガクヘンが重層的にまとまった八重咲の華やかさがあります。
ヤエドクダミは、白い花弁のようにみえる葉が変化した苞(ほう)の重なりが清楚です。

湿度の高い梅雨にかかる時季を好む花たちは、潤いを得た緑深い山野を彩ります。5つの植物を和紙の持ち味を生かし、それぞれの特徴を出しました。

”climbing-hydrangea ・Hydrangea hirta・Hydrangea paniculata・
Hydrangea serrata・Houttuynia cordata”

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