「源氏物語絵巻 第三十七帖 横笛」

genji37-s

“Genji Monogatari Emaki no.37 Yokobue”
柏木の一周忌も済み、秋になった頃、夕霧は柏木の未亡人の落葉宮の元を訪ね、形見の横笛を贈られました。
その晩夕霧の枕元に柏木が現れ、横笛は他に伝えたい人がいると告げました。
(H.14cm)

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「源氏物語絵巻 第三十七帖 横笛」」への4件のフィードバック

  1. hirono

    このお人形も素晴らしいです。
    和紙でぜんぶできているんですよね。
    すごいなぁ。
    笛を吹く仕草も自然で良いですね。

  2. ymastu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    この作品の顔の部分は軽量の粘土を使用しています。
    表情をリアルにしたいときは面相筆で描くのには顔に紙粘土や軽量粘土を使うこともあります。
    こういう雰囲気はあまり作ったことはありませんでした。
    柏木の優美さと重さを描きたった作品です。
    強制紙の質感が重厚感を出してくれたことで、伝えたいイメージには近づけたのではないかと思います。
    手の表情、リアルに見せたかったので自然に見えてよかったです。

  3. mojizurisou

    源氏物語の雰囲気が出ていて いいお人形ですね。
    衣裳の色が とても素適で袖口の赤が効いています。
    袴の色も 萌黄色でしょうか?14cmという大きさも
    丁度いいですね。 こんな手の込んだ人形を紙でというのも すごく洒落ています。

  4. ymatsu

    もじずり草さん
    ありがとうございます。
    高さが14cmほどですが、衣装にボリュームがありますので一点で飾っていただくには
    ほどよい大きさと思います。
    袴は萌黄色に同系色の文様が入っています。
    衣装の色も偶然手元にあったものでした。
    紫でも黒味ががかった深紫が、重量感を感じさせてくれます。
    肩から腕にかけての線を強制紙のしぼ(皺加工)による柔軟性によって表現できました。
    自然な光沢が絹のように柔らかな風合いを感じさせてくれます。
    紙ならではの良さは出せたのではないかと思います。

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