「源氏物語絵巻 第四十八帖 早蕨」

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“Genji Monogatari Emaki no.48 Sawarabi”
悲嘆にくれる中の君のもとに、山寺の阿闍梨(あじゃり)から蕨や土筆など山菜が例年とおり届きました。
姉と春の山菜を楽しんだことが思い出されます。
阿闍梨の心遣いに中の君は「この春はたれにか見せむなき人のかたみにつめる峰の早蕨」と返歌を贈りました。


「源氏物語絵巻 第四十八帖 早蕨」」への6件のフィードバック

  1. hirono

    まず素晴らしい書に目を奪われます。
    そして質素な飾りが美しいです。。
    すごく押さえた落ち着いた美しさ、
    とても惹かれます。

  2. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    巻名の由来となっている歌と届けられた蕨とつくしで中の君の
    気持ちを表わしてみました。
    歌を入れたかったので、やはり書で表現してよかったです。
    簡素な山菜は、春の息吹を感じさせてくれます。
    山菜を眺めて姉を偲ぶ心情を背景の色合いで表わしました。
    山寺の僧侶の優しい心配りを感じる温かさも込めています。

  3. hazue

    こんにちは~
    ほんとうに ymatsu さんの美しい書ですね。
    蕨、土筆を添えて中の君が涙する情景が浮かんできます。
    平等院へいったとき宇治川の架かる橋のたもとの
    宇治茶の老舗で茶そばをいただきました、
    創業は平安末期 永暦元年(1160年)ということでした。
    宇治へ行くと源氏物語が偲ばれます。

  4. ymatsu

    hazueさん
    ありがとうございます。
    中の君の心情を感じていただき、うれしく思います。
    物語も宇治十帖に入りました。
    宇治川の四季折々の表情、川霧のたちこめる様など物語の展開
    には欠かせないものですね。
    川の表情によって登場人物の心情を表わした描写は印象的です。
    第47帖の総角では宇治川の紅葉狩りの様子を描いていましたが、
    貴族の別荘地であった様子が偲ばれます。
    源氏物語では嵯峨野も印象深いですが、宇治川の周囲には平安
    の面影を感じます。

  5. くろみつ

    たまにのぞかせていただいてますが、どの作品もステキですね。改めて日本の四季の素晴らしさを感じました。また作品見に来ます!

  6. ymatsu

    くろみつさん
    いつもご覧いただきありがとうございます。
    日本の四季の移ろいを感じられる作品を描いていきたいと思っています。
    春夏秋冬の変化に富んいることが日本の自然の魅力と思います。
    これからもこのブログで季節感を楽しんでいただけたらうれしいです。
    また、お立ち寄りください。

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