「源氏物語絵巻 第二十二帖 玉鬘」

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“Genji Monogatari Emaki no.22 Tamakazura”
夕顔と内大臣(頭中将、葵の上の兄)の娘玉鬘は、乳母に従い筑紫で暮らし二十歳を迎えました。
乳母は玉鬘を伴い京へ上ります。玉鬘の行方を捜すよう源氏の命を受けた右近と出会い源氏に迎えられます。
源氏は玉鬘を吾子として引き取り、花散里に後見を託します。
年の暮れ、源氏は女性たちに正月を迎える晴れ着をそれぞれにふさわしい色や柄を見立てて贈りました。
(12×13.5cm)

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「源氏物語絵巻 第二十二帖 玉鬘」」への6件のフィードバック

  1. hirono

    赤系の色や紫が鮮やかでホントに綺麗。
    赤ってすごく好きなんです。鮮やかで特別の色って感じがします。この作品も色の美しさにワクワクしちゃう作品です。

  2. ymatsu

    hironoさん
    玉鬘は、愛らしく前向きな人で周囲の注目を集める存在なので赤系の色を使ってみました。
    可憐さや艶やかな雰囲気が出せればと思いました。
    鮮やかな印象を感じていただき嬉しいです。

  3. のんき

    みやびな世界はほんと、いいですねー。
    しかもそれをコンパクトサイズに収める技術、さすがです♪
    バックグラウンドに緑で収めたセンスが光っていますよ!

  4. ymatsu

    のんきさん
    そういっていただき嬉しいです。
    色紙掛の色選びは迷いました。
    玉鬘らしく見えるのは赤とも思ったのですが。
    緑と赤と写真撮りして並べてみました。
    人物が浮き上がり落ち着くのは緑でした。
    やはり、こちらを選んで正解だったと思います。

  5. 初めまして。
    和紙の美しさと「源氏物語」
    素敵な逸品ですね~♪
    玉鬘は
    源氏が唯一手を出さなかった女性ですよね。
    確か・・・「蛍」

  6. ymatsu

    蘭さん
    ありがとうございます。
    コメントいただけてうれしいです♪
    源氏物語のなかでも玉鬘は紫式部にとって理想的
    な女性に描いていきたかったのでね。
    玉鬘には作者の思い入れを感じます。
    「蛍」、源氏が玉鬘の姿を部屋に放った蛍の光で
    素敵に見せる趣向が思い出されます。
    これからもどうぞよろしくお願いします。

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