「源氏物語絵巻 第十九帖 薄雲」

genji19-s

“Genji Monogatari Emaki no.19 Usugumo”
源氏物語シリーズの一作。
明石の上は源氏の邸に移るように勧められますが、大堰川の山荘から移りませんでした。
明石の姫君の将来のために紫の上に養育を託すことを明石の上は決心します。
明石の姫君を手放した明石の上は、日々大堰川の風景を眺め暮らしました。
(12×13.5cm)

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「源氏物語絵巻 第十九帖 薄雲」」への4件のフィードバック

  1. hirono

    とても涼しげで爽やかなかんじですね。
    まだまだ暑いこのごろには爽やかでピッタリの作品ですね。

  2. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    「薄雲」は重い話なのですが、大堰川の表現は「松風」のような深い色にはしませんでした。
    明石の上は理性的で辛くても自分が決めたことは揺るがないのでしょう。明石の上の人柄が感じられるよう、涼やかな色で水を表現しました。
    爽やかで涼しげな印象を感じていただけてよかったです。

  3. ymatsu

    のんきさん
    ありがとうございます。
    「薄雲」、構想を考えるのに時間が要りました。
    風景で心情、人物を表現するという方向にしてみました。

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