月別アーカイブ: 2017年1月

「和紙のつどい・雛展」に向けて

「和紙のつどい・雛展」に向けて、五節句をめぐる植物をテーマにした作品を中心に画像で表現したものから選び、ポストカードとして作成したものの一部です。新年に向けた吉祥の花、椿。端午の節句を象徴する菖蒲と蓬。重陽の節句に向けた小菊の彩。七夕の花として、撫子や桔梗などの秋の七草と共に七夕を象徴する花の一つとして飾られてきた鮮やかなの岩菲仙翁(がんぴせんのう)。春の野を象徴する蓮華と菜の花を雛に見立てた花雛を飾ったものです。
作品の背景として季節やそのものの持っている情趣を伝えるために仮名料紙や扇子、また素朴な和紙の地色や風合いを生かしています。

~五節句をめぐる花遊び~
「和紙のつどい・雛展」
2017年2月2日(木)~2月8日(水)
東急本店6階 家具売場 特設スペース
https://www.tokyu-dept.co.jp/honten/news/detail.html/?id=478

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七夕の花

古来より七夕行事には花が供えられてきました。
室町時代に入り、華道が成立すると季節の節句と花の結びつきは一層深まりました。江戸時代、五節句が幕府によって式日として定められて節句を祝う行事が庶民の間に浸透し、七夕には笹竹による七夕飾りが行われるようになりました。また、いけばなの広まりによって七夕の花として『万葉集』にある山上憶良の七草を詠んだ歌から秋の七草があげられるようになりました。五節句の中でも旧暦の七夕は、秋草を愛でる季節です。七夕に寄せて、初秋の風情を秋の七草より葛の葉と薄で表しました。

“Early autumn”

~五節句をめぐる花遊び~
「和紙のつどい・雛展」
2017年2月2日(木)~2月8日(水)
東急本店6階 家具売場 特設スペース

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「和紙のつどい・雛展」 折り紙講習のご案内

「和紙のつどい・雛展」の会期中(2/2~2/8)の各日、キットを使った折り紙講習を会場にて行います。

費用は材料費(おりがみ会館のキット代)のみです。受付時間は、午前11時~午後5時となっております。予約の必要はございません。会場にて直接お尋ねください。

講習します内容は、小笠原雛・3枚重ねのおりびな・応神びな・三階松鶴(寿鶴)です。
参考画像の上段は、手前の左より3枚重ねのおりびな、三階松鶴です。中央の屏風仕立てのものは、応神びなです。

3枚重ねのおりびなは、箸袋や色紙、はがきやカードなどにアレンジして愉しんでいただけます。また、三階松鶴は色違いのペアで折り、雛に見立てて飾っていただけます。応神びなは、今年初めての講習となります。水引を結び、梅をあしらった飾りがアクセントとなって季節感を愉しんでいただけます。

下段の画像は、伝承の折り紙の小笠原雛です。楮の揉み加工の折り紙で折ったものです。厚みとしぼ(皺)があることで立体感が増して感じられます。
また、友禅柄のものでは図柄の選び方によって、愛らしさや重厚さの趣の違いを愉しめます。

和紙のつどい・雛展

2017年 2月2日(木)~2月8日(水)
 折り紙講習 受付時間 11:00~17:00
渋谷・東急本店 6階 家具売場 特設スペース
協力:お茶の水 おりがみ会館
 http://www.origamikaikan.co.jp/

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メジロ

黄緑の羽色が鮮やかなメジロ。雛の節句の頃、椿や梅の木に蜜を求める姿は、春の到来を想わせてくれます。身近にみられるメジロを数種類の和紙の取り合わせと、それぞれの和紙の性質を生かし、線描を部分的に取り入れてメジロの特徴を全長9cmに縮小して表しました。

”Japanese White-eye”

~五節句をめぐる花遊び~
「和紙のつどい・雛展」
2017年2月2日(木)~2月8日(水)
東急本店6階 家具売場 特設スペース

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