菜の花雛

nanohanabina-14-1

三月三日の上巳の節句に生命感、春の息吹、再生を伝えるものとして飾られてきた菜の花。
黄色い花色が一面に広がった長閑な風景には心和みます。
菜の花は、小さな花が集まって丸くふんわりと咲いた形が温かく、個体によっての違いもはっきりして見えます。
菜の花雛は、明るく瑞々しい早春の季を伝え、花によっての個性が感じられることで人に見立てた花雛の中でも親しまれてきました。
春の風物詩、菜の花を坐雛(すわりびな)に見立てました。
衣裳には、白を基調に袖口に花色、袴に葉色を使い菜の花のイメージを擬人化しました。
白い衣裳にはしぼ(皺)のある強制紙を使い、人形に表情を出しました。

”Flower doll”

2015 1/28~2/3
『雅な雛のつどい展』

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