「源氏物語絵巻 第三十四帖 若菜(上)」

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“Genji Monogatari Emaki no.34 Wakana(1)”
朱雀院は病床にあって出家を願っておられましたが、皇女の女三宮の行く末を案じていました。
院は皇女にふさわしい人物をと考え、源氏に託したいと思い、見舞いに参上した源氏に依頼します。
源氏は朱雀院の願いを承諾します。


こうして女三宮は源氏のもとに降嫁し、六条院で暮らすこととなりました。
(12×13.5cm)

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「源氏物語絵巻 第三十四帖 若菜(上)」」への3件のフィードバック

  1. 木綿糸

    こんにちは。
    源氏物語絵巻をページを捲って見せていただきました。
    ありがとうございました。
    和紙の色、うつくしく豊富な色は、
    お作りになられるときの楽しさでもあり、ちょっぴり苦しさでもあるのかなあと、勝手に想像いたします。
    色合わせの楽しさが伝わってまいります。

  2. hirono

    赤が華やかですね。
    見た瞬間、ぱっと明るくなるような、そんな印象を受けました。とても美しいです。

  3. ymatsu

    木綿糸さん
    コメントいただき、ありがとうございます。
    源氏物語のエピソードの一コマを、和紙を使い様々な方法で表現してきました。
    若菜(上)では、柄物の友禅和紙を背景や几帳に使っています。
    桜の文様や和紙の色合いが気に入って作品にしたいと使ってみました。
    木綿糸さんの言われるとおり、描きたいイメージの色合い、柄を手持ちの和紙の中から選び出すのは苦しいことと楽しいこと、両方あります。
    限られた素材で創造するのは、新たな発想を生む機会と思い取り組んでおります。
    hironoさん
    ありがとうございます。
    若菜(上)で登場した女三宮は、13~16歳くらいまでが描かれています。
    桜を背景に、姫宮の年齢や愛らしい可憐な姿を思い、描いてみました。
    全体に赤を使って、若い貴公子が憧れた女三宮の雰囲気を出してみました。

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