源氏物語より「若紫」

WakaMurasaki2

“Genji Monogatari no.5 Wakamurasaki” 
源氏が18歳のこと、病気療養で北山を訪ねました。
北山では遅咲きの桜が見頃を迎えています。
夕霞の中、庵の小柴垣から少女(若紫)の姿を垣間見ます。
少女は雀を逃がしてしまったと泣いています。
(12×13.5cm)

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源氏物語より「若紫」」への8件のフィードバック

  1. hirono

    わぁー、これはすごい!
    桜がきれい過ぎます。
    華やかでほんとに素敵な作品ですね。
    春が終わっても飾っていたいですね。

  2. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    桜柄の友禅和紙を使った作品はこの季節ならで
    はの楽しみです。
    友禅和紙の色柄をそのまま活かしてみました。
    夕暮れ時のお話ですので、桜の色も藤色の地に
    白い桜のものを選びました。
    桜柄の切り方と組み合わせ方で満開の桜の風情を
    出してみたのですが、友禅和紙の華やかさが伝わ
    ってうれしく思います。

  3. 豆奴

    小さな枠に描かれてるとは思えないほど華やかですね!
    桜吹雪の真ん中に立ってるような気分になります・・
    雀を逃がしてしまって泣いている少女の純粋さも表れている
    ような優しい雰囲気も感じられます。
    確か源氏が若紫を見初めるシーンだったと思うのですが、
    淡い色合いからそんな恋心も伝わってきて、ほのぼのします♪

  4. ymatsu

    豆奴さん
    ありがとうございます。
    雀を逃がしてしまう場面はよく描かれていますので、
    人物なしで描いてみました。
    豆色紙(寸松庵)はお部屋に飾っていただくにも扱い
    やすく、和紙画としても図柄も活かしやすく描きやす
    いです。
    この場面は、源氏が若紫を見初めるシーンです。
    柔らかな色彩を使い、初々しさと華やかさを出したい
    と思いました。
    この作品から、ほのかな恋心を感じていただけて
    うれしく思います。

  5. mojizurisou

    山桜もとてもいいですが こちらの和紙画も上品で華やかでちょっぴり艶やかでとても好きです。桜の花びらが散っているのがまた叙情的で素敵です。

  6. ymatsu

    mojizurisouさん
    ありがとうございます。
    この場面はよく描かれますので描きにくくもありま
    したが、源氏物語の中でも微笑ましく、舞台背景も
    美しい場面ですので描いてみたいと思っていました。
    桜が満開になっている情景を描くには、桜柄の友禅
    和紙が相応しいと思い使ってみました。
    地の色合いもそうですが、白の桜に金がほどよく使
    われているところが物語の華やかさを出してくれま
    した。
    友禅和紙を使って桜の情景を、いろいろと描いてみ
    たいと思っています。

  7. ハチミツねこ

    こんにちは。ブログを訪れてくださって、どうもありがとうございました。
    ymatsuさんの素晴らしい作品の数々に、驚嘆するばかりです。
    「若紫」は、紫の上が源氏と一番最初に出会う場面を描いたものであり、
    まだ少女の彼女が初々しく描かれていて、あたしも好きな場面のひとつです。
    お色づかいが、若き紫の上のかわいらしいイメージにぴったりですね。
    この季節にふさわしいすてきな作品だと思います。
    (*ΦωΦ) ハチミツねこ

  8. ymatsu

    ハチミツねこさん
    ありがとうございます。
    作品、気に入っていただけてうれしいです。
    源氏物語の中でも満開の桜の風景やすずめが
    登場して、華やかで可愛らしい場面ですので
    描いて楽しかったです。
    桜の季節にもあってよかったでした。
    ぜひまた、お立ち寄りください。

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