源氏物語より「東屋(あずまや)」

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“Genji-Monogatari Azumaya”
源氏物語の第45帖「橋姫」より第54帖「夢浮橋」までは宇治十帖と呼ばれています
源氏の亡き後、宇治を舞台に薫と匂宮の二人の貴公子と女君たちの物語が語られます。
場面は、第50帖より薫と匂宮をめぐるヒロイン浮舟が暮らす京の三条あたりの小さな家の庭の情景を描いています。
荒れた庭は草が生い茂っており、秋の冷たい雨が降り注ぎます。
雨模様の情景は物語の今後を暗示してもいます。
東屋から夢浮橋まで宇治での浮舟をめぐる物語が展開されていきます。
宇治での物語には宇治川の情景がよく出てきます。
宇治川の四季の移ろいも物語を通して思い描いていただけましたら幸いです。

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源氏物語より「東屋(あずまや)」」への2件のフィードバック

  1. スウ

    こんばんは。
    ごたごたしていて、お邪魔させて頂くのが
    遅くなってしまいましたm(_ _)m
    今日の作品は華やか、ですね!
    源氏物語の一場面を再現した作品。
    お話を聞いていたら、また源氏物語を
    読み直してみたくなりました(*^^*
    本を片手にymatsuさんの作品を
    拝見するのもいいですね♪

  2. ymatsu

    スウさん
    ありがとうございます。
    雨の情景が次の巻への展開につながる
    ように感じられこの場面を描きました。
    物語りも残り少なくなってきました。
    これから先はひとつ進めるのに時間が掛
    かると思いますが、いつか完結させたい
    と思っています。

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