「胡蝶(こちょう)」2

kocho-2

“Butterfly”2
蝶に四季の草花をあしらった友禅紙に藤色の友禅紙を組み合わせポストカードにしました。
背景は料紙を使い撮影しています。
寒い時期に咲く梅には縁のない胡蝶の精も夢の中では四季の草花と戯れることができます。
霞のように消えていく儚さのなかに明日へとつながる想いを込めました。

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「胡蝶(こちょう)」2」への8件のフィードバック

  1. shion

    こんにちは。
    なんとも言えない優しい色合いと模様の
    上に、蝶が戯れる様が浮かび上がってきて…
    和紙の手触りの感触がよくマッチして
    いますね。

  2. ymatsu

    shionさん
    ありがとうございます。
    春の夜の夢を藤色の友禅紙と背景の色によっ
    てイメージしました。
    胡蝶は歌舞伎や能、源氏物語に出てきますが、
    そうした蝶の精の舞姿の可憐さ・優美さから
    作品のイメージを思い起こしました。
    蝶の図柄のものと金色を施した藤色の友禅紙
    を組み合わせることで立体感もでてきます。
    さまざまな和紙の図柄を活かしたものも、
    紹介していきたいと思っています。

  3. NEO

    こんばんは、
    これも驚くほど綺麗ですね~。
    平面ですよね、これ。
    でも平面のようで、三次元の立体に見えるんですよね。
    不思議な構成です。
    遠近法ですか?
    精密に計算された要素の配置と柄がきれいにまとまって、不思議な空間を形作っています。
    山水画に通づるものがある、と感じます。

  4. スウ

    こんばんは。
    模様の中に模様が幾重にも散りばめられていて、
    視点をちょっと変えるだけでまた
    違った作品に見えますね(^-^*
    初めは白いお花に目のピントを合わせて、
    次は黒い背景にピントを合わせて…
    って何度も見方を変えながら楽しませて頂きました。
    「明日へとつながる想いをこめて」
    壮大な作品ですねo(^-^)o

  5. ymatsu

    NEOさん
    ありがとうございます。
    3種類の友禅紙という柄物の和紙を使っています。
    蝶の図柄は黒を基調としているため、春の夢を
    表わしたかったので藤色の友禅紙の色合いを組
    入れました。
    遠近法のようにみえるでしょうか。
    淡い藤色の小さな桜柄と明るい藤色の金の砂子を
    散らした友禅紙で霞を描き、その中に蝶が舞うよ
    うにみえるように表わしました。
    紙1枚でみるといずれも同じ図柄のパターンを繰
    り返していきます。
    藤色も濃淡2種類を使うことで立体感が感じられ
    るように工夫しています。

  6. ymatsu

    スウさん
    ありがとうございます。
    蝶が飛ぶ世界、それを外から眺める世界を
    夢と現実として捉えてみたいとイメージに
    込めました。
    視点を変えて楽しんでいただけてよかった
    です。
    四季の草花が図柄に織り込まれているのも
    物語を広げてくれました。
    さまざまな和紙を組み合わせて描く表現も
    折々見ていただきたいと思っています。

  7. hirono

    この色合い、すごく好きです。
    決して、派手な色をたくさん使っているわけじゃないのに、豪華絢爛な感じがするのが素敵。
    そしてとても優しい感じがして、ひきつけられます。

  8. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    柔らかい藤色で春の夢を表わしました。
    少し寂しげな藤色も金色が程よく入って
    いると優しく明るい雰囲気が出せるよう
    に思います。
    色合い、気に入っていただけてうれしい
    です。

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