菜の花雛

nanohana-hina-16-1

三月三日の上巳の節句に向け、和紙によって菜の花を雛に見立てたもの。
古来より災厄を祓い、身の穢れを移すために人の身代わりとした形代(かたしろ)のひとつに草を人に象った草雛がありました。古代の草の葉を人の象ったものから、紙や藁など使い花を形代として発展した花雛。
花雛のなかでも生命感と古代の草雛の素朴さを持った葉を衣にした形のものを、生成と朱赤の和紙を紙縒り(こより)ったものを帯にしてまとめ、人形に表しました。一つの花の直径は1cm弱ほど、人形の高さが5cmほどです。

“Nanohana hina doll”

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