花雛の色紙飾り

hanahina-16-1

三月三日の上巳の節句に向けた、桃と菜の花を雛に見立てた色紙飾り。
古来より災厄を祓い、身の穢れ(けがれ)を移すための人の身代わりとした形代(かたしろ)のひとつに草を人に象った草雛がありました。
草雛から発展して花を形代として紙や藁などを使い、雛に見立てたものが花雛です。
繁栄や健やかな成長を願う象徴の桃と季を同じくする菜の花は、春の息吹、再生を伝えるものとして桃と合わせて雛祭りに飾られてきました。
和紙による桃と菜の花を吉祥文様の「向い鶴に亀甲」を裾模様に使い、色紙雛に表しました。

「雅な雛のつどい展」
2016年 1月27日(水)~2月2日(火) 
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/event/index.html

にほんブログ村 美術ブログ 工芸へ
にほんブログ村