11月18日(水)~11月30日(月)まで日本橋三越本店にて三井記念美術館開館10周年記念 越後屋の原点は、「店前現銀無掛値」『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』の中で展示いただいております、奥村政信・画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に立体化した作品です。人形制作を担当されたのは、和紙人形作家(駒子の紙人形)の岩井昌子さんです。2004年大阪三越『祭の絵巻展』の企画として制作したものです。2005年には『大阪三越の秘蔵資料』にて展示いただきました。
江戸、延宝元年(1673年)に呉服商「越後屋」が開店した当時、大店(おおだな)での商いは見本を持って得意先を回り注文を取る「見世物商い」、または品物を得意先に持ち込む「屋敷売り」によるもので、支払いは盆と暮れの年2回の掛け売りでした。
「越後屋」の「店前現銀掛け値なし(たなさきげんきんかけねなし)」では、店舗での現金取引によって資金の回転を早めることで正札販売を行なうことができ、客層が広がりました。
画像は、江戸享保年間(1716年~1736年)頃の駿河町(現在の日本橋室町の一角)にあった越後屋呉服店の店頭での会話が聞こえてくるような煙草盆・お茶のおもてなしの様子です。
三越カルチャーインフォメーションのfacebookにて紹介いただいております。(2015/11/25)
https://www.facebook.com/mitsukoshicultureinfo
三井記念美術館開館10周年記念
越後屋の原点は、「店前現銀無掛値(たなさきげんきんかけねなし)」
『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』
2015年11月18日(水)~11月30日(月) 午前10:00 ~ 午後7:30
(※ライトウェルは、中央ホールの天女像を囲む吹き抜けに面したところです)