「雅な雛のつどい展」(日本橋三越本店 ギャラリーアミューズ)が無事終了いたしました。
泉鏡花の『雛がたり』より発想しました花雛をはじめ、日本の野山に咲くスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれるを早春の草花を縮小して制作したシリーズをご覧いただきました。
また、琳派400年という年にあたり、展示会のタイトルの「雅」をイメージした作品構成と展示を試みました。
画像は、出展しました花雛より菜の花を坐雛(すわりびな)で表した「菜の花雛」です。
寒さの中、ご来場いただきました皆様には心より御礼申し上げます。多くの方から温かなコメントをいただき、大変励みになりました。これからも、和紙作品から季節を愉しんでいただけましたら嬉しく思います。
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体験講座のご案内 「桜」
古来より、日本の春を彩ってきた桜。なかでも山野に古代より自生している桜を和紙の落ち着いた色合い、柔らかな質感で表現していきます。
省略できるところは省き、枝や葉のあしらい方で山桜の趣を出してみます。
歌用短冊を背景にした山桜を寸松庵色紙にあしらい、立飾りに仕立てます。
歌用短冊の色合い、装飾を生かし、桜の図譜に描かれているような古風な趣を目指します。
講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先
(一日講習会のページ http://www.ozuwashi.net/learning )までお願い申し上げます。
体験講座のご案内 『立雛』
三月三日の上巳(じょうし)の節句に向け、和紙の温かみのある風合いを生かしたふっくらとした顔立ちのわらべのおひなさまを「立雛」の形式で表します。
大きさは9センチほどの小さくて愛らしいおひなさまです。
古来より災厄を祓い、身の穢れを移すための人の身代わりとして人に象った人形(ひとがた)がありました。
時代を経て人形(ひとがた)は女の子の成長と幸せを願う雛人形として発展しました。
初期の雛人形は、立雛の形式のものでした。立雛には清々しい雰囲気があります。
作品はパネル(15cm×7cm)に和紙を貼った飾り台に立てて飾っていただけます。
袴や着物は省略できるところは作りやすく簡略化し、顔から衣裳まで一回の講座で作り上げていきます。
講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先
(一日講習会のページ http://www.ozuwashi.net/learning )までお願い申し上げます。
なお、和紙花の講座は3月7日に『桜』を予定しております。詳細は後日、お知らせいたします。
雅な雛のつどい展
古田文 (創作人形)
彩人形 岩井昌子 酒井佳子 松林善子 松山祐子 (和紙人形)
2015年 1月28日(水)~2月3日(火) 午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
おりがみ講習:会場にて随時受付
協力:お茶の水・おりがみ会館 http://www.origamikaikan.co.jp/
作家の個性溢れる創作人形、和紙人形によるお雛さまの数々を会場にてご高覧いただけましたら幸いです。