
Happy Holidays

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森の妖精を白を基調とした和紙で表した一作。妖精の住む森を梶の木の繊維による和紙と薄くしなやかな雁皮紙で表わしました。和紙の温かな風合い、柔らかさ、光を透す性質を活かし森のクリスマスをイメージしました。
“Forest Fairy ”
「十二支の始まり」のお話より、神様とネズミを人形で表した場面の一作。 子年に始まる十二の干支。動物が競争をして神様の家に着いた順番に従い,十二支が決まりました。
神様の家に一番に到着したのは牛でしたが、牛の背中にいたネズミが飛び降り、先に神様のところに行きました。「神様、あけましておめでとうございます。」と一番に新年の挨拶をしました。
天から舞い降りてきた雪の精を人形で表した一作。 天花とは雪の別称です。手漉き和紙の持つ白色と風合いを生かし、 ふんわりとした柔らかな雪の感触をイメージしました。
“Snow Fairy”
江戸末期に描かれた「神田明神祭礼絵巻」(住吉内記広定画)や錦絵などを元に制作した山車の一番、日本橋大伝馬町の諌鼓鶏(かんこどり)です。
人形制作をされましたのは、和紙人形作家 岩井昌子氏によるものです。
山車や小道具、山車を曳く牛など丸みや曲線のある造形を和紙の特質や色合いを生かして表しました。
諌鼓 山車の最上部にある鶏が止まっている太鼓を諌鼓(かんこ)といいます。世の中が平安であれば治世を諫めるため鳴らされる諌鼓が鳴ることなく、鶏も安らかに止まっていられるという中国の伝説に由来し、天下泰平を表しています。
江戸時代に一番山車をつとめた 諌鼓山車は、平成2年(1990年)に復活しました。神田祭の神幸祭の巡行では、江戸の祭礼行列が繰り広げられます。