天から舞い降りてきた雪の精を人形で表した一作。 天花とは雪の別称です。手漉き和紙の持つ白色と風合いを生かし、 ふんわりとした柔らかな雪の感触をイメージしました。

“Snow Fairy”

光り輝く竹の中から現れたかぐや姫。 紙素材の手折ってできる線を生かし た一作。しっとりと落ち着きのある和紙の色合い・風合いにより、平安時代に成立した物語の世界をイメージしました。

夕暮れ、安らかに眠りにつく猫。猫の毛並みを柔らかな風合いの極薄口の和紙を生かし表した一作。座布団には、縮緬状の友禅紙を使い、柔らかな感触を伝えました。

十五夜に寄せて

花の妖精をうさぎの形で表したシリーズの一作。秋草が咲き乱れる花野の精をイメージしました。

“Flower rabbit autumn field”