
新緑に始まる緑の季節。
和紙の繊維を生かして毛並みを表した柴犬の背景に和紙による新樹をあしらいました。柴犬の高さは6cmほど、新樹の青葉は1cmほどの大きさです。
“Fresh leaves”

新緑に始まる緑の季節。
和紙の繊維を生かして毛並みを表した柴犬の背景に和紙による新樹をあしらいました。柴犬の高さは6cmほど、新樹の青葉は1cmほどの大きさです。
“Fresh leaves”

端午の節句に向けた童を題材とした一作。人形の高さは9cmほどです。
ふっくらとした柔らかな皺(しぼ)のある揉み紙を衣装に選び、子どもらしさと温かみを伝えたいと思いました。
“Boys’ Festival”

「駿河町越後屋」”Suruga-chou Echigoya ”
建物: 高さ.35cm/幅.60cm/奥行.35cm
(人形制作:岩井昌子作 建物・小道具:松山祐子作)
2017年4月5日(水)~4月11日(火)に開催されます「創作人形&和紙人形展」(日本橋三越)にて奥村政信・画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に立体化した作品を展示いたします。人形制作を担当されたのは、和紙人形作家(駒子の紙人形)の岩井昌子氏です。
江戸享保年間(1716年~1736年)頃の駿河町(現在の日本橋室町の一角)にあった越後屋呉服店の店頭風景を初期浮世絵の限られた色遣いと奥まで書かれた店の様子を和紙の色と風合いによって表現したものです。店の軒先には、繁栄を伝えるツバメの巣もみられます。
この作品は、2004年大阪三越『祭の絵巻展』の企画として制作したもので、2015年11月18日(水)~11月30日(月)に日本橋三越本店にて三井記念美術館開館10周年記念 越後屋の原点は、「店前現銀無掛値」『170年前の三井御用方御印御雛形着物図柄集特別展示』の中で展示いただいた作品です。
ぜひ、この機会にご高覧いただけましたら幸いです。
古田文 (創作人形)
岩井昌子 加々美和枝 高際牧子 松山祐子 (和紙人形・和紙造形)
2017年4月5日(水)~4月11日(火) 午前10時30分~午後7時30分
日本橋三越本店 本館5階 イベントスペース(特選和食器サロン隣り)
協力:お茶の水 おりがみ会館

花の妖精をうさぎの形で表したシリーズ。
古来より、春の野に咲く姿が愛でられてきたすみれ。なかでも紫の花色のすみれをグラデーションの和紙でイメージしました。和紙の柔らかな質感によって春の花の精、すみれを表しました。
“Flower Rabbit”(Violet)

夕暮れ時。穏やかな時間の流れるなか、安らかに眠りにつく猫。猫のふんわりとした毛並みの質感と毛色の変化を柔らかな風合いの極薄口の和紙を生かし、丸みと凹凸のある体の特徴を表しました。座布団には、縮緬状に加工された豆絞りの友禅紙を使いました。
“Peaceful”

黄緑の羽色が鮮やかなメジロ。雛の節句の頃、椿や梅の木に蜜を求める姿は、春の到来を想わせてくれます。身近にみられるメジロを数種類の和紙の取り合わせと、それぞれの和紙の性質を生かし、線描を部分的に取り入れてメジロの特徴を全長9cmに縮小して表しました。
”Japanese White-eye”

花の妖精をうさぎの形で表したシリーズの一作。薄とおみなえしのかんざしをあしらい、可憐な秋草が咲き乱れる野の精をイメージしました。
“Flower rabbit autumn field”

「日本のまつり」展より、江戸時代末期の神田祭 祭礼行列の展示風景です。
神田明神は、徳川2代将軍秀忠の時代に、江戸城の表鬼門を守護するために現在の地に遷座されました。現在の大手町の将門塚付近に創建されたのは、天平2年(730)と奈良時代まで遡ります。
画像は、神田祭の行列より山車の一番、日本橋大伝馬町の「諌鼓鶏(かんこどり)」、「武蔵野」、「石橋(しゃっきょう)」の順に配置したものです。天下泰平を祈願する江戸の祭りとして、3台の山車を選びました。山車それぞれにつきましては、リンク先の記事を参照ください。
江戸幕府の開かれる以前の神田祭では、神事能が主な行事として行われていたと伝えられています。幕府が開かれてからも享保年間に諸事情で断絶するまで続きました。能学の「石橋」を題材とした山車は、神事能の伝統を想い起します。
「日本のまつり」展では、和紙人形作家による日本各地に伝わる祭を題材とした作品が多数、展示されております。会場にてご高覧いただけましたら幸いです。
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