「春の夕」 花の上にしばし移ろう夕づく日 入るともなしに影消えにけり (永福門院 風雅集) 自然を時間の推移のなかで動的、感覚的に捉えた永福門院(中世の代表的女流歌人)の御歌からイメージを広げました。 動きのあるなかで夕暮れ時の静寂さを伝えてみたいと思いこの歌を選びました。 花の上にうつる夕日の光が夕闇に消え入るまでの時間の流れを散り行く花びらで表わしました。 背景は2種類の桜柄の友禅和紙を使っています。 (色紙:12×13.5cm) に造んブログ村