和紙花くらべ 椿:Camellia Japonica」カテゴリーアーカイブ

白唐子椿

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花の中心に白い小さな花びらが集まった姿が可憐な白唐子(しろからこ)椿。
雄蕊(ゆうずい)や葯(やく)が小さな花びらに発達した一重の唐子咲きと呼ばれる咲き方のものです。ほかほかとした小さな花びらの周りを一重の花びらが軽やかに縁取るように囲む姿は愛らしく、清楚な印象です。和紙の柔らかさによって立体感のある花を表しました。

Camellia Japonica ”Shiro Karako”

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常満寺椿

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温かみのある桃色の花に優しさを感じる常満寺(じょうまんじ)椿。
愛知県の犬山市にある常満寺に原木があり、名の由来となっています。雄蕊(ゆうずい)の筒の白さが一重のゆったりとした花を引き立てます。
穏やかな内に凛としたものを感じる花の趣を和紙の柔らかさと楮の繊維を生かして表し、扇子にあしらいました。

Camellia Japonica ”Jomanji”

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初嵐椿

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一重の筒咲きの初嵐(はつあらし)椿。白花の筒の長さのある花容は、先細りの雄蕊(ゆうずい)と調和して清雅な印象です。手漉き和紙の光沢感によって白い花色を表し、和紙を重ねて折った花包みにあしらいました。

Camellia Japonica ”Hatsuarashi”

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紅司椿

benitukasa-16

自然のあるがままの姿を愛でてきた日本の自然観を映す多彩な椿。野生に自生している藪椿(やぶつばき)より選抜され紅司(べにつかさ)。深みのある紅色の花びらは、一重の筒咲きの簡素な佇まいを引き立てます。和紙の落ち着いた紅色と手漉き和紙の柔らかさを生かし、花の風情を表しました。

Camellia Japonica ”Benitsukasa”

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