
夏の風情を醸し出す、朝顔。一朝の花の瑞々しさを切り取ったように、和紙の柔らかさと光沢感によって表し、白い扇子と取り合わせました。
”Japanese morning glory”

楓の緑陰が、爽やかに見える季節。梅雨に映える楓の青葉は、潤いを得て緑の色を深めます。しなやかな枝を覆うように茂る青葉は、しっとりとして格別な趣があります。青楓の生命感を緑系統の和紙の取り合わせと柔らかな風合いによって表し、扇子にあしらいました。
”Green Maple”

新緑の季節、葉に先立って枝先に花をつけるハナミズキ。
白や薄紅色の花が枝一面を覆うさまは、遠目で見ても華やかで勢いある季節を感じます。日本には、米国に桜の苗木を贈った返礼として大正時代に渡来しました。今では春の花木として普及し、街路樹によく利用されています。
ひらひらとした軽やかな印象の花を紅色のグラデーションの和紙で表し、扇子にあしらいました。
”Flowering dogwood”

春の山野草、オキナグサ。うつむき加減に臙脂(えんじ)色の落ち着いた花色の花と繊細な葉を広げて、穏やかな春野の風情を伝えます。 柔らかな質感の和紙と色合いで表しました。
”Pasqueflower”

木々の葉が色づき始める頃。桜の紅葉は他の木々に先駆けて始まります。
身近にみられる桜の鮮やかな紅葉は晩秋を彩り、詩情を伝えます。楮の板締和紙のしっとりとした染色による葉と和紙の素朴な味わいによって桜の枝先を表し、扇子にあしらいました。
”Cherry tree autumn leaves”

秋、色とりどりの美しい実を付け楽しませてくれる野葡萄。秋は実のなる植物で野山が彩られる季節でもあります。秋そのものを感じる、野葡萄の野趣ある姿を和紙の多彩な色合いで表し、扇子にあしらいました。
“porcelain berry”