夏の水辺を彩る半夏生(はんげしょう)。白い花穂に小さな花を咲かせます。葉の一部が白くなるところが涼しげな印象です。
初夏から夏の夕暮れに儚い一日花を咲かせる月見草。江戸時代の末に渡来したとされる月見草は、咲き始めは白い花を咲かせ、しぼむと紅色に変化します。
それぞれの花の特徴を、数種類の和紙の取り合わせによって表し、短冊にあしらいました。
“Lizard’s tail・Oenothera tetraptera”
夏の水辺を彩る半夏生(はんげしょう)。白い花穂に小さな花を咲かせます。葉の一部が白くなるところが涼しげな印象です。
初夏から夏の夕暮れに儚い一日花を咲かせる月見草。江戸時代の末に渡来したとされる月見草は、咲き始めは白い花を咲かせ、しぼむと紅色に変化します。
それぞれの花の特徴を、数種類の和紙の取り合わせによって表し、短冊にあしらいました。
“Lizard’s tail・Oenothera tetraptera”
梅雨にかかる季節に咲く植物を和紙の花で表したものです。
上から、岩絡(イワガラミ)・小紫陽花(コアジサイ)・糊空木(ノリウツギ)・七段花(シチダンカ)・八重蕺草(ドクダミ)の野趣ある5つの花を選びました。
イワガラミは、岩や樹木にからみつき、高い壁をつくるように広がり、白い花を咲かせます。装飾花を一片しかつけないところに特徴があります。
コアジサイは、ひらひらした装飾花はなく、細かい花が集まった両性花(りょうせいか)のみで構成されています。
ノリウツギは、白い花穂(かすい)が立体感ある円錐状に広がります。
シチダンカは、ガクヘンが重層的にまとまった八重咲の華やかさがあります。
ヤエドクダミは、白い花弁のようにみえる葉が変化した苞(ほう)の重なりが清楚です。
湿度の高い梅雨にかかる時季を好む花たちは、潤いを得た緑深い山野を彩ります。5つの植物を和紙の持ち味を生かし、それぞれの特徴を出しました。
”climbing-hydrangea ・Hydrangea hirta・Hydrangea paniculata・
Hydrangea serrata・Houttuynia cordata”
身近な夏の花、ドクダミ。白い花弁のようにみえる葉が変化した苞(ほう)は、清々しい印象で目をひきます。すっきりとした素朴な野の花の風情を手漉き和紙の繊維を生かして表し、短冊にあしらいました。
“Houttuynia cordata”