源氏物語より「花散里」(はなちるさと) “Hanachirusato” 源氏の亡き父、桐壺院の女御であった人の邸が橘の香に包まれている情景を描きました。 女御の妹でかつて思いを交わした花散里もここに暮らしています。 源氏は女御と語り合ったあと、花散里とも昔を懐かしみ心を通い合わせます。 橘は昔の人を思い出させる懐かしさを表わす景物でもあります。 心の支えともなっている姉妹の存在を橘の花で表わしてみました。