円空は美濃の国(現在の岐阜県)の生まれで、美濃地方にも数多くの木彫りの仏像が伝えられています。
私が出展したのが、「恵照院の円空様」という美濃市前野に伝わるお話です。
お話のあらすじは次のようなものです。
昔、前野の村に坊さまが通りかかりました。
村のあちこちで、泣きながら子どもの名を呼ぶ親たちの声が聞こえてきます。
坊さまが村人から訳を聞くと疫病がはやって子どもが次々と亡くなっていくといいます。
そこで薬師さまを削り、病気の子どもにそれをなでるようにといいます。
また、亡くなった子どもたちの供養をします。
しばらく村にとどまった坊さまは、少しばかり首をかしげたお地蔵さまを削って村人たちに残すと旅立って行きました。
その坊さまが円空だったというものです。
お地蔵さまは今もお寺に伝わっています。
円空様がお地蔵さまを彫り上げてそっと旅立とうというところを表しました。
こんにちは。
この様なものまで製作できるのですねぇ~
円空仏は特異な仏像ですね、日本各地で仏像を刻んだ様ですね。
円空さんに、村ポチッ!
流れ雲さん
ありがとうございます。
円空仏に惹かれてこのお話を選びました。
円空仏から感じられる温かさと意志の強さを人形
に表わせたかわかりませんが、そうしたところを
表したいと臨みました。
こうした企画がなければ取り組めなかった題材で
すので、巡り逢えてよかったと思います。
おはようございます。
前回に続き、今にも動き出しそうな
お人形たちで、ただただ、ビックリしました。
円空さまのお話、
いいお話ですね(*^^*
エピソードが分かると、
お地蔵様にも一度会ってみたくなります。
スウさん
ありがとうございます。
和紙の里ならではの企画展の展示を多くの方に
知っていただきたいと思い紹介しました。
和紙人形の臨場感もこちらの会場に展示されてよ
り出てくるように思います。
円空さまが各地の残した仏像は、こうした想いで
彫られたものだったのではないかとお話を作品に
して感じました。
円空仏により惹かれるようになりました。