「源氏物語絵巻 第三十九帖 夕霧」 “Genji Monogatari Emaki no.39 Yugiri” 夕霧は柏木の遺言を受け落葉を宮を見舞って以来、宮へ思いを寄せるようになっていました。 落葉の宮は母の病気療養のため小野の山荘に暮らしています。 小野は静かな山里で都とは別世界のような趣です。 夕霧は宮の母を見舞いますが、宮は心を閉ざしています。 夕霧は立ち込める霧に想いを込め「山里のあはれをそふる夕霧にたち出でん空もなき心地して」と歌を落葉の宮に贈りました。 (12×13.5cm)