「源氏物語絵巻 第四十帖 御法」

genji40-s

“Genji Monogatari Emaki no.40 Minori”
紫の上は大病をして以来、病状は思わしくなく死を自覚しています。
一時の小康にあり見舞いに来た養女の明石の中宮と庭の萩を眺めます。
死を前にした紫の上は、「おくと見るほどぞはかなきともすれば風に乱るる萩の上露」と萩の葉に露が宿っても風で散って消えてしまうような我が身のはかなさを歌に詠みました。
紫の上の歌を受け、源氏と明石の中宮は「露の世」を詠みました。
(12×13.5cm)


「源氏物語絵巻 第四十帖 御法」」への2件のフィードバック

  1. hirono

    今回のも素敵ですね。
    人物をつくるのってすごく大変そうです。
    でもとても美しく雰囲気のあるものになっているんですね。
    背景やまわりの景色も素敵ですね。

  2. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    死と直面している紫の上はとても冷静で、残される源氏のことを思っています。
    この後、その日の夕べに急変して源氏と明石の中宮に見守られて亡くなるのですが、紫の上の美しさについて語られています。
    この巻では病を感じさせず、気高く美しい姿を最期まで見せた紫の上にチャレンジしました。
    周囲は悲しみに沈むような色合いにして、紫の上が際立つような雰囲気を創りました。
    背景は草が露を置く様を表した露芝を使って紫の上の心境を表してみました。

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