源氏物語より「蛍」

genji-hotaru-s

“Genji-Monogatari Hotaru”
五月雨の降る夜のことです。
源氏は玉蔓のいる部屋に蛍を放ちます。
玉蔓に想いを寄せている源氏の弟宮(蛍兵部卿)にその光で浮かぶ玉蔓の姿を見せました。
蛍の放つきらめく光に照らされた玉蔓に宮は心惹かれます。
光のきらめきを銀箔を散らし表わしました。
(12×13.5cm)


10 thoughts on “源氏物語より「蛍」

  1. NEO

    今晩は。
    今回も艶やかですね~。
    ホタルと几帳の佇まいでしょうか。
    いい感じにできてますね~。(^_^)
    また、源氏物語が絵に趣を添えていますね。
    悠久の古代の貴族の生活に思いを馳せることができます・・・。

  2. ymatsu

    NEOさん
    ありがとうございます。
    闇夜を蛍の光で照らし出す趣向の場面です。
    姫君(玉蔓)の姿を画面には描かずに、几帳の向
    こうに姫君がいる気配を伝えたいと思いました。
    几帳を立体的にすることで臨場感を出そうと考え
    ました。
    几帳を配置することで、物語の時代背景や情景が
    イメージできるのも源氏物語ならではですね。
    物語の雅やかな世界に近づけたらと思っています。

  3. スウ

    こんばんは。
    漆黒の夜に、光り輝く蛍の群れ。
    銀色の光、背景のブルー(ダークブルー?)
    の色彩が素敵ですね(*^^*
    夜の海を踊るホタルの舞が幻想的に見えました。

  4. ymatsu

    スウさん
    ありがとうございます。
    この作品では背景の夜を表わすのに料紙
    を使っています。
    料紙は仮名を書くためのもので、かな文字
    を引き立てるためにさまざまな意匠や加工
    が施された優美で繊細な和紙工芸品です。
    こうした場面の背景に使ってみても料紙の
    特性が活かせるのではないかと思います。
    こうした紙文化が発達した平安時代の雅な
    世界を料紙を使ってあらわしてみました。

  5. 瑠奈

    素敵・・・・・
    お部屋にかざりたい(*^_^*)

  6. ymatsu

    瑠奈さん
    ありがとうございます
    気に入っていただけてうれしいです
    平安時代のセンスにはなかなか及びませんが、
    この時代の美意識を感じ取れる感覚を磨いて
    いきたいです

  7. さくらねこ

    ほたるがかわいいですね
    几帳に動きがあって、
    それにつられるようにほたるが飛んでいるように見えます
    このあいだの九州行で、泊まった由布院の旅館は
    そばの田んぼに蛍がいました
    数はそう多くはなかったのですけど
    特別に集めた蛍の里のようなところではなく、
    普通に、日常の中に蛍がいる自然にちょっと感動でした

  8. ymatsu

    さくらねこさん
    ありがとうございます
    画面の大きさから蛍の大きさと数を考えました
    几帳があると人の気配が感じられますし、蛍は
    動きがあったほうが自然ですよね
    几帳に隠れて見えないところにも蛍がたくさん
    いるところをイメージしていただけたらと動き
    を出しました
    「ゆふいんの森」、よかったですね
    ちょうど蛍をみるのにもよい季節でした
    ごく自然に予期せずに出会えたら素敵なことで
    すね

  9. hirono

    きれいで可愛い。
    背景に使われている夜の表現がとても素敵です。
    なんだか引き込まれるみたい。

  10. ymatsu

    hironoさん
    ありがとうございます。
    夜の色、黒ではなく紺でもなくというもの
    にしたいとこの色を使いました。
    夜の色の使い方は奥深いですね。
    この和紙は少し染め色にむらがあります。
    この背景にした和紙で神秘的な闇を表わし
    たいと思いました。

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