「花色紙 桜」10.4

sakura-10-5s

“Hana-Shikishi Cherry Blossoms”

いま桜咲きぬと見えてうすぐもり 春に霞める世の景色かな (式子内親王 新古今集)
山桜の白い花色を白地に青みがかった料紙を使って花霞の情景をイメージしました。
(12×13.5cm)
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「花色紙 桜」10.4」への4件のフィードバック

  1. スウ

    おはようございます。
    不思議な色合いだなって思っていたら、
    花びらの部分に青色がはいった紙が使われていたんですね。
    青色がはいっているはずなのに、
    それを感じさせない・・・
    むしろ周囲の暖色系の色が引き立っているような、
    そんな印象を受けました。素敵な作品ですね(^-^*

  2. ymatsu

    スウさん
    ありがとうございます。
    花びらも背景の扇面も白ですが、微かに青み
    のある白です。
    花びらは淡いピンクも紙のところどころに
    入ってます。
    桜の白い花色で霞がかかったような景色が広
    がってみえるよう花びらと背景の取り合わせ
    を考えてました。
    台紙に温かみのある茶系の色を合わせて春の
    気配を出してみました。
    スウさんが感じられたとおり、周囲の色は桜
    の印象を決めるポイントと思います。

  3. みどり

    こんばんは!
    桜がいっぱい♪
    しかも、だいすきな式子内親王のお歌。
    うれしくなってしまいました。
    新古今、だいすきです。

  4. ymatsu

    みどりさん
    ありがとうございます。
    桜がようやく咲き始めました。
    初花を詠んだ歌で作品で伝えたいイメージと
    あったこの和歌を選びました。
    私も新古今、式子内親王とも好きです。
    こうした和歌に詠まれた桜への想いを作品
    を通して伝えていきたいです。

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