2017年2月2日(木)~2月8日(水)
東急本店6階 家具売場 特設スペース
協力:お茶の水 おりがみ会館
「参加イベント・お知らせ:Notice」カテゴリーアーカイブ
「日本のまつり」展に寄せて
(人物制作:岩井昌子 山車・小道具制作:松山祐子)
「日本のまつり」展 (お茶の水 おりがみ会館 :おりがみギャラリー)が最終日を迎えました。ご来場いただきました皆様には御礼申し上げます。
今回、展示致しました江戸末期の神田祭の祭礼行列のなかで、一番山車の諫鼓(かんこ)山車は平成になって復活し、現在の神幸祭で江戸の面影を偲ぶことができます。神田祭は明治半ばまでは、華やかな山車を町ごとに曳き回すことが中心の祭礼でした。また、舞踊や寸劇、お囃子や仮装行列などの附け祭(つけまつり)が神幸祭の行列に加わる盛大なものでした。明治維新によって江戸幕府の公式の行事から東京の都市祭礼へと移り変わり、明治半ば以降は、電線や鉄道の普及による街並みの変貌、不景気などによる社会情勢の変化など諸事情により、山車から神輿の渡御が祭りの中心になっていきました。
平成になって神幸祭での諫鼓(かんこ)山車の復活と共に、附け祭も現代の事情に合った形で復活しました。また、江戸開府以前から江戸初期に神田祭の主体であった神事能も復活し、江戸の文化が今に受け継がれています。
多くの方にご覧いただく機会が得られ、応援いただき励みとなりました。今後とも宜しくお願い申し上げます。
”Kanda Festival”
一日講座のご案内「蔦のリース」
「 蔦のリース 」
2016年11月23日(水) 勤労感謝の日 10:00~12:00
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ )
秋から冬へと移ろう季節を蔦紅葉で表現します。葉色の移り変わりを和紙の繊細で多彩な色合いと柔らかさで伝えます。葉色のバランスと間を考えながら配置し、立体感のあるリースにアレンジします。作品は、立てて飾っていただける形に一回の講座で仕上げます。
(高さ15cm、幅12cm)
講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先
(一日講習会のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。
「日本のまつり」展より
「日本のまつり」展より、江戸時代末期の神田祭 祭礼行列の展示風景です。
神田明神は、徳川2代将軍秀忠の時代に、江戸城の表鬼門を守護するために現在の地に遷座されました。現在の大手町の将門塚付近に創建されたのは、天平2年(730)と奈良時代まで遡ります。
画像は、神田祭の行列より山車の一番、日本橋大伝馬町の「諌鼓鶏(かんこどり)」、「武蔵野」、「石橋(しゃっきょう)」の順に配置したものです。天下泰平を祈願する江戸の祭りとして、3台の山車を選びました。山車それぞれにつきましては、リンク先の記事を参照ください。
江戸幕府の開かれる以前の神田祭では、神事能が主な行事として行われていたと伝えられています。幕府が開かれてからも享保年間に諸事情で断絶するまで続きました。能学の「石橋」を題材とした山車は、神事能の伝統を想い起します。
「日本のまつり」展では、和紙人形作家による日本各地に伝わる祭を題材とした作品が多数、展示されております。会場にてご高覧いただけましたら幸いです。
2016年9月2日(金)~10月22日(土)
午前10:00 ~ 午後5:30 ( 日曜・祝日 休館)
お茶の水・おりがみ会館 中2Fギャラリー
おりがみ会館(http://www.origamikaikan.co.jp/)
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