美濃和紙の里会館の過去の企画展より、「美濃の昔ばなし」を見ていただいてまいりました。
今回が最終回です。
画像は「十二支の始まり」の展示の様子です。
美濃の昔ばなし2でも申し上げましたが、十二支のお話は美濃の昔ばなしではありません。
年頭ということ多くの方に知られているお話ということでの展示となりました。
お話は3場面で構成しました。
主役のねずみの表情が活かせるよう、大きめにしています。
人形の作品は展示の仕方、会場の雰囲気で臨場感の出方も違ってくるように思います。
こちらは神様のところに十二支が揃い、新年になり宴会が始まった場面です。
作品の台の下には美濃で作られた緑の和紙を敷いていただいています。
雲竜紙といい、楮の長い繊維を散らせて漉き込んだ和紙です。
画像からも楮の繊維が浮かび上がって見えています。
おはようございます。
動物が出てくる昔話の展示もあるのですね!
かわいいイノシシや鶏たちの様子に
自然とほおが緩んできました(*^^*
みんなで一緒に食べている赤い実は
なんでしょうか?
スウさん
ありがとうございます。
十二支が子年から始まるようになったことをお話にした昔ばなしです。
牛の背中に乗って神様のところにたどり着いたねずみが牛より先に
神様のところに着き一番になりました。
みんなが手にしている赤いものは杯です。
神様のところに皆が揃い、宴会が始まります。
牛のおかげで一番になったねずみ、牛は本当は怒っていたのですが
仲直りして、牛にお酒をついであげようとしているところです。
大きなテーマで、おつくりになるんですね。
和紙で、こんなにさまざまな表現ができるとは。
考え方が広がりました。ありがとうございます。
mikkさん
ありがとうございます。
企画展では今まで踏み込んだことのないテーマや表現方法
に臨む機会でもあります。
会場はかなり広いですので、人形の作風や大きさはこの会場に
展示することを前提に題材にあった表現法を考えました。
この企画展に出展したものはいずれも課題があればこそ
製作できものでしたので、心に残るものになりました。
これからも表現の幅を広げていきたいです。
この作品、とても素敵だったので覚えてましたが、
改めて見てもアングルを変えるとまた違った印象ですね。
お行儀よく座っている動物たちが可愛いです♪
目の前で拝見できたら、より和紙の魅力や作り手の想いを
感じられるでしょうね。
豆奴さん
ありがとうございます。
この作品は連作ですし会場に展示してこそお話が
つながって活きるものですので改めて見ていただ
きました。
会場のライティングの状態も良いですので、動物
たちの細かな表情もみていただけたのではないか
と思います
画像ではスケールの大きさも伝わりにくいです
ので、会場で見ていただくとまた違って見えると
思います。