白い花色と花と同時に開く若葉の緑との対比が清々しい大島桜。
大きめの柔らかな若葉を楮の染紙で表しました。
和紙の白色を生かし花の表情を出しました。
” Cherry Blossoms”
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投稿者「ymatsu」のアーカイブ
御衣黄(ぎょいこう)

淡い緑の花色の桜。
典雅な趣の桜を和紙の中でも極薄の典具帖紙を使い表しました。
” Cherry Blossoms”
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八重桜

和紙による八重桜を透明感のある柔らかな和紙で包みました。
淡い花色と微かな色の濃淡を和紙の染め方のむらを生かし表しました。
作品の背景にはかな料紙を使い、華やいだ春の気配を伝えたいと思いました。
” Cherry Blossoms”
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ブログタイトル「和紙クラフト」に寄せて
2006年4月28日より始まりましたラブログでの投稿が3月31日をもちまして終了いたしました。
ラブログから継続してご覧いただいております皆様には心より御礼申し上げます。
2006年にブログを始めるにあたり、私の目指すところをブログのタイトルに込めたいと「和紙クラフト」という言葉を考えました。
自然の恵みを生かした和紙の力、和紙の持つ可能性を私なりに広く伝えていきたいという想いからでした。
和紙の持つ美しさ、神々しさ、強さ、温かさ、素朴さ、柔軟性、通光性、通気性などが多彩な表現を可能にしてくれます。
また、作品を画像表現することで光を透したり、影を映すことで和紙の表情の豊かさを伝えられるところはブログを始めてよかったと思うところです。
色紙、短冊、かな料紙、扇子などの和紙工芸品と作品の取り合わせ方を紹介できるのもブログならではの画像でお伝えできるところです。作品のカテゴリーで短冊、扇面と分類しておりますが、短冊と扇子は余白・余情、日本の伝統美を伝える素材と思います。
かな料紙は、作品の背景や扇面に使っております。かな文字の誕生とその発展によって伝えられてきた王朝美を今に伝える優美で気品ある和紙工芸の世界もまた素朴な味わいのものとは異なった和紙ならではの魅力があります。
かな料紙の金銀箔や文様、質感・素材の違い、染色など画像表現に生かしております。作品の背景を含め、和紙によって創り出せるところも画像での表現の愉しみと思います。
作品主体の投稿という形式で継続できましたのは、皆様からお寄せいただきました温かなメッセージ、ご声援によるところと感謝しております。ラブログを通じての多くの方との出会いは私の創作活動の大きな力となりました。
ブログの開設当初に「和紙クラフト」というタイトルに込めた理念を気持ちを新たに形に表してまいります。
和紙ならではの素材を生かし、立体・平面の展開、人形・和紙の花・立体造形など多様な表現を紹介してまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
花色紙「椿」
八重咲きの椿の花びらを一枚の板締和紙で表しました。
和紙の染色の変化や地の白が残る部分を生かし、花の表情を出しました。
(色紙:12×13.5cm)
“Hana-Shikishi Camellia”
花色紙「桃」
体験講座のご案内 『あじさいのリース』

一日体験講座のご案内 - あじさいのリース -
5月5日(月) 10:00~12:00
初夏。爽やかな色合いの和紙を使い、愛らしい『あじさいのリース』を色紙にアレンジし、そのまま立てて飾っていただける形に仕上げます。板締和紙の色合いと風合いの生かし方、色紙、短冊を使った新たなアレンジの提案なども講座を通じてご紹介いたします。色紙サイズは寸松庵色紙(豆色紙)の大きさです。
http://www.ozuwashi.net/index.php) 小津文化教室(東京日本橋)
講習につきましての詳細、お申し込みは下記のリンク先 、小津文化教室 (一日講習会のページをご参照ください) http://www.ozuwashi.net/lecture までお願い申し上げます。
「越後屋呉服店」の立体表現

“Suruga-chou Echigoya ”
建物: 高さ.35cm/幅.60cm/奥行.35cm
(人形制作:岩井昌子作 建物・小道具:松山祐子作)
3月5日より3月11日まで日本橋三越本店本館5階、趣味雑貨倶楽部にて展示いただいております越後屋呉服店より制作当時の工程の一部を紹介いたします。浮世絵師奥村政信作の画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に、その様子を立体化したものです。
「駿河町越後屋呉服店大浮絵」が制作されたのは江戸享保期(江戸中期)。「浮絵」と呼ばれた西欧の線遠近法を応用して取り入れた独自の作風があります。立体化にあたり、初期浮世絵の限られた色遣いと遠近法により奥まで細かく描かれた店の中の様子をどう表現するかが課題でした。
実際に絵の通り立体化するとなるとかなり大掛かりなものになってしまいます。
そこで原作のシンプルな色遣いと店の奥行きを工夫し、浮世絵中の越後屋にできる限り近づくよう建物の骨格を決め、建物の大きさに合わせて中心人物の大きさを決めていきました。
画像は、核となる人形と建物を合せたもので、この後に制作する店の奥に入る人形の大きさや人形に持たせる小道具の大きさをこの段階で決めました。
作品の元になりました浮世絵(駿河町越後屋呉服店大浮絵)と完成した作品の画像と合せてご覧ください。
今回展示しております会場には、ドールハウス作家の本澤敏夫さん、江戸玩具の杉原茂夫さんの越後屋呉服店の作品が出品されております。越後屋呉服店の競演も見所のひとつと思います。ジオラマならではの臨場感をぜひ、会場にてご覧頂けましたら幸いです。
日本橋三越本店 本館5階 趣味雑貨倶楽部 3月5日~3月11日 午前 10:00~ 午後 7:00
菜の花のおひなさま
菜の花の妖精を黄色のグラデーションの和紙で表したものです。
NHK BSプレミアム「美の壺」の3月4日、午前11時から再放送されます「ひな人形めぐり」にて、番組冒頭と最後、またその間のいくつかのシーンで菜の花姫が登場いたします。素敵な映像に仕上げていただいております。ご覧頂けましたら幸いです。
また、番組ホームページにありますスタッフ制作日記 ( 2014年2/28 ひな人形めぐり http://www.nhk.or.jp/tsubo/diary/140228.html )にて菜の花姫を紹介いただいております。また、生きた菜の花を使った菜の花雛の制作工程も動画にて公開いただいております。参考にしていただけましたら幸いです。






