和紙人形:washi doll」カテゴリーアーカイブ

~和紙で織り成す~展より 和紙と人形造形

~和紙で織り成す~展では、神田明神祭礼行列や豊国祭など、民衆の活気が伝わってくる祭礼を題材にした絵巻や屏風絵から取材した群像作品を展示いたしました。
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上段の画像は、「豊国祭礼図屏風」 伝岩佐又兵衞筆より取材されたもので人形制作は岩井昌子氏によるものです。
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中段の画像は、今回の展示会でのテーマのひとつ、開催地の日本橋にちなんだ江戸の風情を伝える岩井昌子氏による作品です。

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下段の作品は、2005年に美濃和紙の里会館の企画展に出展して以来の展示となりました、「十二支の始まり」です。
作品に合わせてそれぞれに異なった質感の和紙の敷紙を使い展示を試みました。
上段の作品は、華やかな風流傘や民衆の衣装の色、時代背景に合わせた和紙を敷紙に選びました。
また、白い和紙は作品の影が映り込む効果もあり、群舞をする人々の熱気を引き立てたいと考えました。
中段の作品では、単色でなく墨色によるグラデーションの彩色の手漉和紙を使い、照明の効果を生かし奥行きや情感を出したいと思いました。
下段の作品は、白を基調としたものが多いのですが、神様の元に十二支が集う場面を明るく和やかな雰囲気を出したいと画像の色合いのかな料紙を選び、作品と合わせました。
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「色紙雛」

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3月1日(木)~3月6日(火)の「京洛老舗の会」に向けた色紙雛。
友禅和紙を布のようなしっとりとした風合いに加工した金千代を衣装に紙雛らしい平面で表したものです。
多彩な和紙の友禅柄を生かし、掛け軸や立て飾りとして楽しんでいただける雛に仕立てました。
(色紙:12×13.5cm)

「京洛老舗の会」
3月1日(木)~3月6日(火) 東武百貨店船橋店

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「花雛」

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「和紙の雛つどい展」が無事終了いたしました。
寒さの厳しき折、ご来場いただきました皆様、おりがみ講習にご参加いただきました方々には心より御礼申し上げます。
今回の作品は「春」を題材に展開いたしました。
画像の作品は桃と菜の花を雛に見立てたものです。
これからも楽しみにしていただけますよう精進してまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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~鶯~

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春を告げる
“ウグイス”

白梅と取り合わせたものを桐台に飾り、早春の気配を表しました。
鶯には数種類の柔らかな手漉の板締和紙で羽色の変化を出しました。
台の大きさは7.5cm角です。
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「和紙の雛つどい展」
2012年2月1日(水)~2月7日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
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「小春日」

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“手鞠と猫”

小春の穏やかな日を手鞠と遊ぶ猫で表しました。
猫には板締和紙、典具帖紙、強制紙など、手鞠には友禅和紙を縮緬状に加工したものを使いました。
猫のひげは典具帖紙を糸状にして表しました。
手鞠の直径は1.5センチほどです。
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「和紙の雛つどい展」
2012年2月1日(水)~2月7日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
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野うさぎ

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典具帖紙、しぼの寄せ方が柔らかな強制紙、板締和紙を使い表しました。
背景は梶を原料とした和紙を使い森を表しました。
(高さ:6.5cm)
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「和紙の雛つどい展」
2012年2月1日(水)~2月7日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
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