和紙花暦:Four seasons of flowers」カテゴリーアーカイブ

草牡丹

薄紫の小花が清々しく清楚なクサボタン。草原や林縁に咲く、日本固有種の植物です。4枚のがく片の先がくるくると巻かれた形状とほかほかとした風合いの小花が、多数つくところが愛らしい山野草です。個性ある小花の色合いと質感を薄紫のグラデーションの和紙の色合いと風合いで表し、陶器にあしらいました。

” Clematis stans ”

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大文字草

夏から秋にかけて、山や渓谷の岩場など湿気のある岩の上に生える山野草。名前の由来となった、5枚の花びらの2枚が長く「大」という字を想わせることが名の由来となっています。花びらの長さが均一でなく、花それぞれに長短の加減が変化に富んでおり、生きいきとして動きを感じさせます。繊細な構造の花を和紙の色合いと繊維の強さによって表し、陶器にあしらいました。

“ Daimonjisou”

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犬蓼

和紙によるイヌタデの花を陶器にあしらったものです。
身近な野草として紅色の小さく愛らしい花穂を赤飯に見立て、ままごと遊びの素材として使われたことから別名「アカマンマ」と呼ばれ、親しまれてきました。小さな花穂を生き生きと見せる、葉のつき方も躍動感を感じさせます。道端や草原に群れて咲くところは、懐かしさを感じさせてくれます。細やかで素朴なイヌタデの花を薄紅色のグラデーションの和紙を生かし、葉の動きをしなやかな草色の和紙で表しました。

” Creeping Smartweed ”

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風草

風に揺れる繊細な花穂が優美に見える事が名の由来となった風草(かぜくさ)。道端や空き地でみられる草です。
夏から秋に群れて咲く花穂と細長く、すっきりとした葉は爽やかな秋風を感じさせてくれます。細やかで動きのある花穂と葉の特徴を和紙の取り合わせ方と色合いで表し、陶器の一輪挿しにあしらいました。

”Eragrostis ferruginea”

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紅葉葵

鮮明な紅色の大輪の花と青楓のような繊細な葉の風情が涼やかなモミジアオイ。
紅蜀葵(こうしょくき)とも呼ばれ、夏の一日花の儚さも漂わせます。和紙の取り合わせ
によって、繊細で艶やかな花と涼やかな葉を表しました。

”Scarlet rose mallow”

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萩に撫子

流れるような枝が優美な萩。可憐な河原撫子。草葉の描く線の流動感と繊細な花が、秋の気配を静かに伝えます。それぞれの花の特徴を柔らかな和紙の風合いと繊細な色合いで表し、竹の花籠にあしらいました。

“Autumn grasses”

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姫女菀

初夏から秋にかけてみられる身近な花、ヒメジョオン。白い繊細な花びらは真っ直ぐに伸び、すっきりとした草姿で勢いある季節を伝えます。素朴な野の花を和紙の繊維の強さとしなやかさによって表し、陶器の一輪挿しにあしらいました。

“Erigeron annuus”

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