短冊:Tanzaku」カテゴリーアーカイブ

短冊 柳

柳の若葉の浅緑が清々しく感じられる季節。しだれ柳のしなやかなやかで風に靡く様を
和紙の柔らかな色合いと質感で表し、短冊にあしらいました。

”Willow”

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短冊 藤

「創作人形&和紙人形展」(日本橋三越)が始まりました。初日より、ご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。
晩春、新緑に映える雅な趣の藤。紫の和紙の濃淡によって花房に立体感と動きを出し、細長の短冊にあしらいました。

“Wisteria”

創作人形&和紙人形展 

古田文 (創作人形)
岩井昌子 加々美和枝 高際牧子 松山祐子 (和紙人形・和紙造形)
2017年4月5日(水)~4月11日(火) 午前10時30分~午後7時30分
日本橋三越本店 本館5階  イベントスペース(特選和食器サロン隣り)
協力:お茶の水 おりがみ会館

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朝の色

asanoiro-

ふりすさぶあさけの雨のやみかたに 青葉涼しき風のいろかな(伏見院御集:伏見院)
Furi susabu asake no ame no yamikata ni aoba suzushiki kaze no iro kana
(fushiminoingyoshū:fushimi no in)

『朝色』という題で詠まれた夏の叙景歌。
雨上がりの早朝の清々しい空気感を色で捉えたところが清新に感じます。
雨を好んで詠んだ京極派を代表する歌人、伏見院の歌集『伏見院御集』の一首です。
雨水をたっぷりと含んだ瑞々しい青葉の輝きが、時間の推移によって鮮明になっていくのを感じます。動的な降り荒ぶ激しい雨の音が止んだあと、対照的な静謐さが際立って感じられて雨によって洗い清められた青葉を渡る風もいっそう爽やかに伝わってきます。
和歌を書いた短冊、背景の和紙、青楓の葉の取り合わせによって夏の景を表しました。

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