花寄せ:Three-dimensional Botanical Art」カテゴリーアーカイブ

松虫草

matsumushisou-16

風に揺れ動く姿が爽やかな高原の花、マツムシソウ。小花が多数集まって咲いたものが一つにまとまった形状は、薄紫の花色を清楚に引き立て、秋の気配を伝えます。薄紫の小花を繊細な和紙の染色と柔らかな質感で表し、短冊にあしらいました。

”Scabiosa japonica”

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糊の木

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ノリノキとはノリウツギの別名です。ノリウツギの名は、和紙を漉くために原料のつなぎとしての糊(ネリとよばれる粘液)を樹皮からとったところに由来します。白い花穂(かすい)がレースのように円錐状に広がるノリウツギ。俯瞰によって繊細な花穂の特徴を表しました。

”Hydrangea paniculata”

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月見草

tukimisou-16-1-s

夕暮れに咲く白い花が翌朝、しぼむ頃には紅色に変化する月見草。江戸時代末に日本に渡来したとされています。夏の一日花特有の儚さが漂う、透明感のある花弁を和紙の微かな染色と柔らかな風合いで表し、短冊にあしらいました。

”Oenothera tetraptera”

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