新緑の青葉の上を蝶が舞うように白い花が浮かび上がり、爽やかなものを伝える山法師。
山法師の花は、中心部に球状に小花が集まって咲きます。花びらのように見えるのは総苞片(そうほうへん)と呼ばれるものです。球状になって咲く小花の集まりを支えるように開きます。白い花が開いたようにみえる白い総苞片をしゃきっとした和紙の風合いで表しました。花の中心部の球状に小花が集まりは、和紙の柔軟性を生かしました。立体感のある植物画としてアレンジしました。
“Japanese Dogwood”
新緑の青葉の上を蝶が舞うように白い花が浮かび上がり、爽やかなものを伝える山法師。
山法師の花は、中心部に球状に小花が集まって咲きます。花びらのように見えるのは総苞片(そうほうへん)と呼ばれるものです。球状になって咲く小花の集まりを支えるように開きます。白い花が開いたようにみえる白い総苞片をしゃきっとした和紙の風合いで表しました。花の中心部の球状に小花が集まりは、和紙の柔軟性を生かしました。立体感のある植物画としてアレンジしました。
“Japanese Dogwood”
白い小花が清楚なウツギ。ウツギは「卯の花」と呼ばれ、万葉集の時代より、夏の到来を告げる花として親しまれてきました。
旧暦4月を卯月と呼ぶのは、卯の花が咲く季節に由来しています。和紙の白色を生かし花の風情を表し、短冊にあしらいました。
”Deutzia”
釣鐘形の愛らしさと楚々とした柔らかな草姿で春を伝えるバイモ。
花弁の内側に入る紫の網目状の模様と、細い葉の軽やかな動きのある姿に見どころがあります。
光を透す和紙の性質を生かし、淡い色合いの和紙に手描きした網目文に和紙を重ねて表し、短冊にあしらいました。
”Fritillaria”
深まる秋の野や庭先で侘びた風情で季節を伝えるホトトギス。
控えめで秋らしい色合いの花は、名の由来である鳥のホトトギスの胸の模様に似た紫の斑点が野趣を引き立て、秋のしっとりとした情趣を伝えてくれます。
和紙の落ち着いた色合いによって花の風情を表しました。
”Tricyrtis hirta”
楚々とした気品ある花を咲かせるシュウメイギク。京都の貴船の地に由来する、貴船菊という名でも親しまれています。しなやかですらりとした草姿は、秋の風情を感じます。一重の白のシュウメイギクを楮の和紙の光沢を生かし、花の趣を表しました。
”Anemone japonica”
秋の高原の花、マツムシソウ。小花が多数集まって咲いたものが一つにまとまった形状の頭花(とうか)という花のつき方に特徴があります。薄紫の小花のひとつひとつと繊細な葉を柔らかな和紙で表し、花の表情を出しました。
”Scabiosa japonica”