夏の夕暮れの花。明治の初めに渡来したとされるオオマツヨイグサは、夏特有の一日花の儚さと黄色の花色が印象的な野の花として親しまれてきました。シンプルで柔らかな花の構造を和紙の柔らかな風合いと鮮明な黄色の和紙で表しました。
“Hana-Shikishi Evening primrose”
夏の夕暮れの花。明治の初めに渡来したとされるオオマツヨイグサは、夏特有の一日花の儚さと黄色の花色が印象的な野の花として親しまれてきました。シンプルで柔らかな花の構造を和紙の柔らかな風合いと鮮明な黄色の和紙で表しました。
“Hana-Shikishi Evening primrose”
青を基調に落ち着いた繊細な和紙の色の濃淡と配置によって立体感を出し、梅雨時の気配を表しました。
数種類の青系統の染紙の色合い、しっとりとした楮の和紙の風合いを生かしました。
“Hana-Shikishi Hydrangea”
星をちりばめたような細やかな花が清々しい山紫陽花。
雨の季節、清涼感を伝えてくれます。
花の特性に合わせて白と薄紫の和紙を選び、花の表情を出しました。
”Hana-Shikishi Hydrangea”
紫の花色と草姿に初夏らしさを感じる紫露草。
直線的ですっきりとした特徴を和紙の色合いと繊維の強さを生かし、簡潔に表しました。
“Hana-Shikishi Common Spidewort”
新緑の季節を彩る藤。楮の和紙の繊維を生かし、藤の花房に動きを出しました。
扇面には楮の砂子の装飾のある料紙を使い、雅やかな花の風情を引き立てたいと思いました。
“Hana-Shikishi Wisteria”
雨露を受けて輝く紫陽花。
紫系統の和紙の彩を生かし、生命感を伝えたいと思いました。
葉には、柔らかなしぼ(皺)のある揉み紙を使い、厚みを出しました。
“Hana-Shikishi Hydrangea”
柔らかな白い花色の花菖蒲をしぼ(皺)を寄せた薄口の強制紙を使い表しました。
しぼの寄せ加減は、柔らかめでしっとりとした感触と絹のような生成りがかった色合いと光沢感があるものを選び花の表情を出しました。
“Hana-Shikishi Iris ensata”
季節の花を立体感のある花扇画に見立てた花色紙のシリーズ。
鷺が空に舞うかのような風情を和紙の白色を生かし扇面を背景に展開しました。
(12×13.5cm)
” Hana-Shikishi White Egret Flower”
にほんブログ村