
楓の紅葉。赤系統の和紙の取り合わせ方と葉の配置により、立体感ある花扇画に表しました。
“Scarlet Maple”

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冬の到来を前にして、静かに深まっていく秋。
蔦の葉の緑から真紅へと色の変化で時の移ろいを表しました。蔦の葉には、数種類の和紙を使い、和紙の自然な光沢感と繊細な色と柔らかさで立体感を出しました。
“Hana-Shikishi Ivy”
秋の京都展に向けた一作。晩秋から冬の長い間、花の少ない季節に彩を添える山茶花。ふんわりと平らに開いた咲き方に特徴があります。
グラデーションの和紙の微妙な濃淡の変化と原紙の柔らかな持ち味で花の表情を出しました。
“Hana-Shikishi Sasanqua”
秋風に揺れる姿が可憐な秋桜。
はっきりとした中に抑えた色合いの濃紅色の和紙、楮の繊維の長さを生かした風合いの和紙、グラデーションの柔らかな色合いの和紙を取り合わせました。
扇面には華やかな装飾のある明るい印象のかな料紙を使い、花の表情を出しました。
“Hana-Shikishi Cosmos”
初秋の頃、躍動感のある長い花穂に薄紫の小花を咲かせる姿が涼やかなヤマスゲ。
薮蘭 (やぶらん)という別名で親しまれています。深緑のすっきりとして伸びやかな葉の描く曲線は、風情があります。
薄紫の花穂を一枚の紙の中で濃淡のある和紙の色と柔らかな風合いを生かし表し、扇面に配しました。
“Hana-Shikishi Big blue lilyturf”