
ひっそりと咲く小さな花が可憐なスミレ。和紙によるスミレを和紙で象った蛤にあしらいました。
”Violet”

日本の山野に古から自生してきた春を代表する山桜。
白い花色の一重の花と花と同時に開く若葉を和紙の色合いと風合いで表しました。山桜をあしらった貝は、和紙で象った蛤を取り合わせました。
雅な雛のつどい展に初日よりご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。温かなコメントをお寄せいただき、大変励みになりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
一朝の花の儚さと朝露を含んで咲く姿が清々しく”涼”を感じる朝顔。
濃紅色のしっとりとした光沢感のある和紙で表した朝顔を和紙による蛤にあしらいました。
”Japanese morning glory”
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凛とした風情で辺りを涼やかにする桔梗の花。
白地に薄紫の咲き分けの花を和紙の繊維を調整することによって薄紫のしぼりを入れました。
透明感のある凛とした和紙の質感によって五裂に分かれた花の輪郭を表し、和紙による蛤にあしらいました。
”Balloon flower”
星型にガクヘンが重層的にまとまった七段花(しちだんか)。山紫陽花の八重化した品種です。
細長い小さなガクヘンの集まりによる花は軽やかで優美です。
繊細な花弁の重なりを赤みのある紫の和紙で表し、和紙で蛤の形に象ったものにあしらいました。
”Hydrangea”
初夏、白い小花が集まって枝先につく姿が楚々として可憐なウツギ。
ウツギは「卯の花」と呼ばれ、万葉集の時代より盛んに歌に詠まれ、夏の到来を告げる花として親しまれてきました。
旧暦4月を卯月と呼ぶのは、卯の花が咲く季節に由来し、古の人が「卯の花」に心を寄せてきたことが伝わってきます。
和紙の柔らかな風合いと白色を生かし花の風情を表し、和紙の蛤にあしらいました。
”Deutzia”