扇面 檜扇

鮮やかな花色と草姿が夏を感じさせるヒオウギ。細やかで律動感のある橙色の花と蕾を和紙の色合いとしなやかな風合いによって表し、和紙による草の葉を添え、扇子にあしらいました。

” Blackbery lily”

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待宵草

鮮明な黄色の花色が印象的な夏の夕暮れに咲く待宵草(まつよいぐさ)。
一日花の儚さの中に、野の花の強さを感じます。風情のある大待宵草(おおまつよいぐさ)を柔らかな和紙の風合いによって表し、扇子にあしらいました。

“Evening primrose”

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『豊国祭礼図』より

「和紙に託された名画」(お茶の水 おりがみ会館ギャラリー)にて出展しております、『豊国祭礼図屏風』伝 岩佐又兵衛 筆( 重要文化財:徳川美術館蔵 )より取材された、風流傘です。

風流傘には吉祥植物の松・藤・椿が飾られており、その枝には猩々(しょうじょう)の人形が置かれています。傘を支える人物と猩々(しょうじょう)の人形制作は、和紙人形作家( 駒子の紙人形:おりがみ会館講師 ) の岩井昌子氏によるものです。この作品では人物の大きさに合わせて、風流傘、小道具の制作協力をしております。

7月18日までの展示となっております。出展されております作品の人形とその背景、小道具など作品によって選ばれた多種多彩な和紙により、名画の世界が表現されております。せひ、ご高覧頂けましたら幸いです。

和紙に託された名画
2018年6月2日(土)~7月18日(水)
午前10:00 ~ 午後5:30 ( 日曜・祝日 休館)
お茶の水・おりがみ会館 中2Fギャラリー (https://www.origamikaikan.co.jp/

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「江戸からの豆おもちゃ展」より 2

6月28日よりニュヨーク、日本クラブで始まりました「江戸からの豆おもちゃ展」(6/28~7/25)より、江戸の花をテーマとしたミニチュア作品の展示風景です。作品の敷き紙には、江戸情緒を引き立てる麻の葉文様の千代紙が使われています。

江戸末期より続く浅草仲見世通りの老舗「助六」コレクションの江戸の小さな玩具を通し、江戸の庶民の暮らしと伝統的な手わざ、小さなものを慈しむ心を伝える企画展の中で、実用の豆盆栽の鉢を使った作品群です。鉢の大きさは、1cm~2cm角ほどの最小のものを取り合わせています。

江戸時代に園芸植物として発展したサクラソウ、フクジュソウ、ハナショウブ、フウラン、ユリ類、ホトトギスやレンゲショウマなど日本固有の植物、江戸の人々が愛したスミレやカタクリなどの春草などを鉢仕立てに表しました。会場には虫眼鏡が用意され、細部をご覧いただけます。

ご高覧頂けましたら幸いです。

「 江戸からの豆おもちゃ展 」
Miniature Edo-style toys from Japan
In cooperation with Japan Foundation, New York
6/28 (Thu)-7/25 (Wed)
Monday-Friday 10:00 am-6:00 pm
Saturday 10:00 am-5:00 pm
Sunday closed

主催:日本クラブ
協賛:JCC Fund (ニューヨーク日本商工会議所)
協力:在ニューヨーク日本国総領事館、国際交流基金日本文化センター
監修:木村吉隆 (「助六」五代目店主)、山田英幸 (博報堂クリエイティブディレクター、仕覆作家)
ゲストキュレーター:林祥子

For details, please refer to the link destination.

https://www.nipponclub.org/activity_exhibition/
http://japanculture-nyc.com/miniature-edo-style-toys-from-japan-on-display-at-the-nippon-club/

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手向山楓

江戸後期、宝永7年(1710年)に江戸の巣鴨染井村の植木屋、伊藤伊兵衛の五代目政武(まさたけ)が『古今和歌集』、『新古今和歌集』などで知られている三十六歌仙に選ばれた歌人の詠んだ和歌の意になぞらえて三十六の品種名とその特徴を図絵を添えて解説した著書、『古歌僊楓』(こかせんふう)に発表したものの一つ。

手向山(たむけやま)楓は、『古今和歌集』に撰集されている菅原道真の一首より引かれています。

このたびは 幣(ぬさ)もとりあえず 手向山(たむけやま) 紅葉の錦 神のまにまに(菅家)

今度の旅は、急なことで幣(ぬさ)を用意する間もありませんでした。手向山(たむけやま)の紅葉を捧げますのでお受け取り下さい。

と詠まれたもので、紅葉を幣(ぬさ)として奉るという着想にこの歌の面白味があります。
幣(ぬさ)とは、神前に供える幣帛(へいはく)をいいます。紙・麻・木綿など細かく切ったものを幣帛(へいはく)としました。

手向山(たむけやま)楓の特徴は、枝垂れた枝に他の楓に比べて細長く、深い切れ込みが入るところに特徴があります。道真の楓を幣に喩えた着想が、葉の形状や枝垂れた樹形から想起されます。

新芽は紅色をしており夏には緑、秋に再び紅色に紅葉します。紅色の繊細な葉が優美な手向山(たむけやま)楓を和紙の繊細な色合いと柔らかな質感で表し、扇子にあしらいました。

”Tamukeyama”

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