参加イベント・お知らせ:Notice」カテゴリーアーカイブ

一日講座のご案内「山桜」

和紙クラフト「山桜」

2017年 3月4日(土)10:00~12:00
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ ) 
 

日本の春を彩る桜を和紙の花で表現します。桜のなかでも山野に自生する古雅な趣の山桜を和紙の白と茶を基調に表現します。枝の組み方、葉の大小の変化によって、山桜の生命感を伝えます。

和紙の色合い、柔らかな質感、和紙それぞれの持ち味を生かし、柔らかな一重の山桜の落ち着いた風情を引き出します。立体感ある山桜の図絵として愉しめる形式に茶系統でまとめたパネルにアレンジし、立て飾りに一回の講座で仕立てます。
(高さ:15cm)

講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先 
(一日講習会のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

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一日講座のご案内「シジュウカラ」

和紙クラフト「シジュウカラ」

2017年3月16日(木)  10:00~12:00 
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ ) 
 

身近にみられる野鳥、シジュカラを紙素材の持つ柔軟性を生かして丸みのある体を表現します。
和紙の細やかさを生かして細い2本の足で立たせ、頭・背の羽色の対比が鮮やかなシジュウカラの特徴を和紙の取り合わせ方と使い方を工夫して表現します。

シジュウカラの特徴ある羽の複雑な構造を省略によって伝え、生命感を和紙素材の持ち味を生かし、長い尾羽の重なりによって引き出してみます。画像の作品は、尾羽の先までの長さは11cmほどです。一回の講座で一羽を仕上げます。

講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先 
(一日講習会のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

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『和紙のつどい・雛展』

和紙のつどい・雛展

彩人形 岩井昌子 草薙郷子 酒井佳子 松山祐子 
2017年 2月2日(木)~2月8日(水) 午前10時~午後7時
渋谷・東急本店 6階 家具売場 特設スペース
https://www.tokyu-dept.co.jp/honten/news/detail.html/?id=478
http://www.tokyu-dept.co.jp/honten/
協力:お茶の水 おりがみ会館 http://www.origamikaikan.co.jp/

キットによる折り紙講習がございます。会場にて随時、承ります。
受付時間: 各日 午前11時~午後5時
(折り紙講習します内容につきましては後日、詳しくお知らせいたします。)

作家の個性溢れる和紙によるお雛様をはじめ、創作人形、和紙造形の作品の数々をご高覧いただけましたら幸いです。

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五節句をめぐる花遊び

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2017年の「和紙のつどい・雛展」では雛の作品をはじめとして、季節の節目を祝う五節句をめぐる植物をテーマに展開いたします。
季節の節目を祝うを五節句では、上巳の節句の華やぎ、端午の節句の凛々しさなど、それぞれの節句の季節を象徴してきた植物に心を託し、願いを込めてきました。季節の移ろいを伝える植物は、暮らしに彩りと潤いを与えてくれます。

雛を飾り始める季節に ~五節句をめぐる花遊び~ と題し、リアルな大きさからミニチュアまで和紙素材の持ち味を生かし、小さな空間で季節を愉しめる作品を御覧に入れたいと思っております。

画像の作品は、1月7日の人日の節句に向けたしつらいとして、新春の寿ぎを卜伴(ぼくはん)椿と花包みに込めたものです。
日本の在来植物として松や竹とともに不老長寿や永続性など瑞祥を象徴するものとして尊ばれてきた椿。花文化が栄えた江戸時代、新発見や品種改良によって多彩な咲き方、花色の椿が現れました。そのひとつに江戸初期には存在し、今に伝わる春咲きの卜伴(ぼくはん)椿があります。関西では、月光(がっこう)椿と呼ばれています。

濃紅色の花色と小さな花びらのように変化した雄蕊(ゆうずい)の対比が鮮やかな唐子咲きの卜伴椿を花径4.5㎝ほどに縮小して表しました。椿を飾った花包みは、吉祥の図柄の友禅和紙を組み合わせ、立体的に折り上げました。

Camellia Japonica ”Bokuhan”

「和紙のつどい・雛展」
2017年2月2日(木)~2月8日(水)
東急本店6階 家具売場 特設スペース
協力:お茶の水 おりがみ会館 

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一日講座のご案内「早春の花たち」

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和紙クラフト「早春の花たち」
2017年1月9日(月) 成人の日 10:00~12:00 
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ ) 
 
春を先取りし、早春の庭を彩る可憐なスミレ・スノードロップ・クロッカスを和紙の色合いによって表現します。
春野の風情がある小さく素朴な花の特徴を簡略にして表し、早春の清々しく躍動感ある季節を伝えます。白い和紙の風合いを生かして立体的な花包みにアレンジし、置いて飾っていただける形に一回の講座で仕上げます。(作品の高さは、花包みを含めて12~15cmほどです。)

講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先 
(一日講習会のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

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「日本のまつり」展に寄せて

nihonnnomaturi-4(人物制作:岩井昌子 山車・小道具制作:松山祐子)

「日本のまつり」展 (お茶の水 おりがみ会館 :おりがみギャラリー)が最終日を迎えました。ご来場いただきました皆様には御礼申し上げます。

今回、展示致しました江戸末期の神田祭の祭礼行列のなかで、一番山車の諫鼓(かんこ)山車は平成になって復活し、現在の神幸祭で江戸の面影を偲ぶことができます。神田祭は明治半ばまでは、華やかな山車を町ごとに曳き回すことが中心の祭礼でした。また、舞踊や寸劇、お囃子や仮装行列などの附け祭(つけまつり)が神幸祭の行列に加わる盛大なものでした。明治維新によって江戸幕府の公式の行事から東京の都市祭礼へと移り変わり、明治半ば以降は、電線や鉄道の普及による街並みの変貌、不景気などによる社会情勢の変化など諸事情により、山車から神輿の渡御が祭りの中心になっていきました。
平成になって神幸祭での諫鼓(かんこ)山車の復活と共に、附け祭も現代の事情に合った形で復活しました。また、江戸開府以前から江戸初期に神田祭の主体であった神事能も復活し、江戸の文化が今に受け継がれています。

多くの方にご覧いただく機会が得られ、応援いただき励みとなりました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

”Kanda Festival”

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一日講座のご案内「蔦のリース」

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「 蔦のリース 」
2016年11月23日(水) 勤労感謝の日 10:00~12:00 
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ ) 
 
秋から冬へと移ろう季節を蔦紅葉で表現します。葉色の移り変わりを和紙の繊細で多彩な色合いと柔らかさで伝えます。葉色のバランスと間を考えながら配置し、立体感のあるリースにアレンジします。作品は、立てて飾っていただける形に一回の講座で仕上げます。

(高さ15cm、幅12cm)

講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先 
(一日講習会のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

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「日本のまつり」展より 

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「日本のまつり」展より、江戸時代末期の神田祭 祭礼行列の展示風景です。
神田明神は、徳川2代将軍秀忠の時代に、江戸城の表鬼門を守護するために現在の地に遷座されました。現在の大手町の将門塚付近に創建されたのは、天平2年(730)と奈良時代まで遡ります。

画像は、神田祭の行列より山車の一番、日本橋大伝馬町の「諌鼓鶏(かんこどり)」、「武蔵野」、「石橋(しゃっきょう)」の順に配置したものです。天下泰平を祈願する江戸の祭りとして、3台の山車を選びました。山車それぞれにつきましては、リンク先の記事を参照ください。

江戸幕府の開かれる以前の神田祭では、神事能が主な行事として行われていたと伝えられています。幕府が開かれてからも享保年間に諸事情で断絶するまで続きました。能学の「石橋」を題材とした山車は、神事能の伝統を想い起します。

「日本のまつり」展では、和紙人形作家による日本各地に伝わる祭を題材とした作品が多数、展示されております。会場にてご高覧いただけましたら幸いです。

「日本のまつり」
2016年9月2日(金)~10月22日(土)
午前10:00 ~ 午後5:30 ( 日曜・祝日 休館)
お茶の水・おりがみ会館 中2Fギャラリー 

おりがみ会館(http://www.origamikaikan.co.jp/

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神田祭より 「石橋」

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江戸時代の神田明神の祭礼行列より、能学の「石橋(しゃっきょう)」を題材とした山車を和紙で立体化したものです。「石橋」は、牡丹の花が咲き乱れる石橋を巡り展開される演目です。「石橋」のあらすじは、以下のものです。

寂昭(じゃくしょう)法師が清涼山(せいりょうざん)にやって来てきます。石橋を渡ろうとしたところ、童子が現れて行く手を止め、神仏の加護がなければ渡れるものではないと諫めました。橋の向こうは文殊菩薩の浄土であり、やがてめでたい前兆である奇瑞(きずい)が表れるのでここで待つようにと告げます。まもなく文殊菩薩の使いの獅子が石橋に現れ、咲き乱れる牡丹の花に戯れ泰平の世のめでたさを舞い納め、獅子は獅子の座に帰ります。

画像の作品では、深山幽谷にある「石橋」の架かる清涼山の岩肌を和紙の柔軟性によって凹凸を出しながら表現しました。山の岩肌には、花径を3センチほどに縮小して表した牡丹を植え込みました。石橋の背後には、松と笹、牡丹の植え込みを和紙の薄さと強さ、色合いで表しました。ちぎる、丸める、紙縒る、貼り合わせるなど紙素材ならではの表現を組み込んでいます。

江戸時代の神田祭の山車では、牛が山車を曳きました。牛の表現には、紙を少しずつちぎって粘土のように扱い重ね、骨格を肉付けしていく紙塑(しそ)的な人形の技法で表現しています。牛の毛並みの光沢感は、楮の和紙の持つ風合いによるものです。紙塑的な表現では紙を重ねた分、重くなります。牛の重さと動きによって山車のバランスを保ち、作品全体の調和をとっています。

「日本のまつり」
2016年9月2日(金)~10月22日(土)
午前10:00 ~ 午後5:30 ( 日曜・祝日 休館)
お茶の水・おりがみ会館 中2Fギャラリー 
https://www.origamikaikan.co.jp/

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